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事例12

風と光様
食品パッケージ開発

雨を運び、命を育て、大地をめぐる「風」、そしてすべての命を目覚めさせる「光」。「風と光」様は国境や階級や人種の隔たりを超えて私たちに恵みをもたらしつづける存在になりたいとの想いで環境や地域に関わりながら「安心・安全」な自然食品やオーガニック食品をプロデュースされています。

良いものを伝えるために

良い商品なのにうまく伝わらない……。パッケージを一新し、商品の良さをもっと伝えたい。」辻社長様とご担当の内藤様が弊社にご来社いただいたのは2014年4月のことでした。 ブランド力強化という大きな課題を踏まえ、今回、数多くの国際賞を受賞している太刀川瑛弼氏率いるNOSIGNER™ にブランディング、グラフィックデザインを依頼し、開発が始まりました。

サイコロ型のパッケージのヒミツ

当初、四角いフィルムに封入された商品に帯を巻くスタイルだったパッケージですが、パッケージには原材料名などの他にも、生産者様の想いやレシピなど、お客様に伝えたい情報がたくさんあります。その沢山の情報がきちんと伝わるよう、パッケージの面を表示スペースとして活かす、サイコロ型のパッケージが誕生しました。まず、素朴で優しいグラフィックに惹かれて手に取ってみると、窓から見える素材・レシピ・品質などが、手の中で次々と見て取れるようになっています。
開封の方法にも工夫をこらしました。「ピリッ」と心地よく開封できるように何度も図面を書き直し、試作をしました。ご家庭で蓋をあけると、そこにも商品のシリーズの説明や会社のコンセプトが現れるようにして、商品にこめた想いが伝えたい場面で展開されていくよう考えていきました。

印刷へのこだわりー「活版でやりたい!」

微妙な印刷の濃淡やかすれ、そして味のある凹凸。オーガニックな商品の素朴で暖かなイメージを表現するのに、昨今見直されている活版印刷※を採用しています。
NOSIGNER™ 代表の太刀川さんと以前から活版印刷の表現についてお話をしていましたが、今回のパッケージデザインはまさに、その古くて新しい表現がふさわしいのではないかと、「風と光」様にご提案することになったのです。 大量生産における生産性が高いとは言えない印刷方法について「風と光」のご承認を頂けるかどうかはその後の開発を左右するチャレンジでしたが、試し刷りを見ていただき「素晴らしいです。」の一言をいただけき、2014年の秋、ようやくにパッケージが完成しました。

※古くからある印刷技術で「活字」とよばれる鉛で出来たちいさな“はんこ”を組み合わせた版の凸部分にインクを付けて紙に転写する印刷方法です。 紙に鉛の凸部分が押し付けられる時の圧力で独自の凹凸ができ、版についたインキの量などがその都度変化するので仕上がりに個性や独特の風合いが出るのが特徴です。

古くて新しい…新たな価値の創造

リニューアルされた商品はわずか1ヶ月で6ヶ月分の在庫が完売となったとか。 今回の開発は良い物を知ってもらいたいというお客様の想い、活版印刷やパッケジージ制作に御協力くださったパートナー企業皆様の想いを紬いで、1円でも安ければいい、1日でも早く出来上がればいい、といった価値観とは別の世界=新たな価値を提供することができました。 現在、ギフト商戦で使用するパッケージなどのアイディアも検討しています。これからもお客様、デザイナー、印刷会社のチームワークとパートナーシップを育むことで、生活者の潜在的なニーズを的確に捉えた良いモノをつくっていきたいと思います。

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完成したパッケージ

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側面のまど

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表示の様子

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グラフィックのアップ

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店頭での様子

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