盛況の末、惜しまれながら幕を閉じた大阪・関西万博。閉幕まであと10日ほどと迫ったタイミングで、チャンスをいただき、万博に行くために大阪へ行ってきました。週末は子どもの野球もあるし、大阪は離れているし、万博のニュースをみながら「自分は万博とは無縁だなぁ」などと考えていたはずなのに、平日、万博視察というかたちで、またとない機会をいただくことができました。
見渡す限り、人!人!人!それでも魅力的な大阪・関西万博
旅行会社さんから渡された「優先入場券」のおかげで会場にはスムーズに入ることができましたが、時間が経つにつれて人がどんどん増えていき、ラッシュアワー時のような人の流れが左右に自然発生してゆく手が阻まれてしまうこともしばしばでした。
でも、なんででしょうね。全然苦じゃない。むしろ、大勢の人の流れを眺めて、「なんで人はこんなにも大阪・関西万博に魅了されるのだろう!?」と興味深く感じました。数年前のコロナ禍を経て、オンラインでもじゅうぶんに人は交流できるってわかったのに、
「今、この場でしか得られないもの」
を求めて、人は足を運ぶのだろうか?と考えていました。かくいう私も、リアルに特別な空間を共有できる大阪・関西万博にすっかり魅了され、この光景を目に焼き付けなければ!!と忙しかったです。
明日を変える知財のチカラ
自分の仕事にもつながると考え、特許庁が主催する「明日を変える知財のチカラ~想いを届ける、世界をよくする~」の展示ブースを見学。(当社のスキャニング事業にも「知的財産」の観点はとても重要!)
「知的財産」──と聞くと、何となく「堅い」「難しそう」という印象を持つ人も多いかもしれませんが、今回の展示は「知財 = 単なる特許や商標を守る制度」から一歩踏み込んで、 社会課題の解決につながる力としての知財 を具体的に紹介されていました。
ブースのひとつ、Synflux(シンフラックス)さんの取り組みは、衣服生産時に必ず発生する布の廃棄を最小化。3Dデータを解析し、無駄の少ない2D型紙を自動生成することで、生地の廃棄率を従来の 15〜30%から大幅に削減することを可能にしたそうです。おもしろい!

展示をまわる工夫として、「知財」を集める仕組みも面白くて、来場者が自分の「知財のタネ」を集められるユニークな仕掛けがありました。各ブースに設置されたQRコードをスマホで読み取ると、気づきや発見が「知財ポイント」として貯まる仕組みです。最後には自分だけの「知財のタネステッカー」が完成。知財を多く集めると、ガチャガチャにも挑戦できて、ミャクミャクのステッカーをゲット。

とにもかくにも、大阪・関西万博を満喫した私。一生に一度の貴重な体験を会社からプレゼントされた気分でした。どうもありがとうございました!
【おまけ】
おまけの話題をひとつ。宿泊先のホテルが大阪城まで徒歩20分くらいだったので、朝早起きをして散策へ♪日中は観光の方々でにぎわっているだろうお城までの道のりは、人もまばらで快適そのもの。サクサクと歩いて、大阪城天守閣へ。

天守閣に到着すると、そこには地元の方々のグループが何組も集まっていて、右のグループは阪神タイガースの「六甲おろし」を合唱。左のグループはまた別の歌謡曲を輪になってリズムをとりながら合唱。むこうでは太極拳。朝6時20分くらいというのに、なんなんだろう、このおだやかな熱気は!と驚かされました(朝からワクワク)
大阪城から大阪の街並みを眺めたりしているうちに6時30分に。その時!なんだかとても聴きおぼえのある音楽とナレーションがけっこうな音量で流れ、各々のグループで活動していた方々がいっせいに中央付近に身体をむけ、始まったのが、、
ラジオ体操!!

あんなにそれぞれ違うことをしていたのに、なんなんでしょう、この一体感!!嬉しくなって、一緒に私も大阪城を眺めながら、ラジオ体操をしたのでした。イチ、ニン、サン、シ!!