恵みに「感謝」する

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こんにちは、スワンパーズの波多野です。自宅の絵本の蔵書2000冊以上、4人の子どもたちは絵本のおかげですくすく成長中。
今回は季節の絵本の紹介をします。with GREEN PRINTINGにも展示予定ですので、お近くに来られた際はぜひお手にとって読んでみてください。

収穫感謝礼拝

5歳の娘がお世話になっているキリスト教系の保育園では、ふだんは泥だらけで全力で園庭を走り回り遊んでいますが、11月になると「収穫感謝礼拝」の準備を始めます。秋の恵みを神様に感謝しお礼拝を捧げ、その後全園児で(小さな1才児もお手伝いをします)お料理をしていただくという行事です。

住宅密集地のここ横浜では、農家さんや畑を借りてやっている方でないと、なかなか野菜を育て収穫するという経験をするのが難しいですね。
だけど、スーパーで買ってくる野菜たちも太陽や雨などの恵みを受けいろんな方々の手を経て、自分たちの手元に来る、いただくことができるということを子どもたちも大人も改めて気付かされます。

我が家は今年も大豊作の自宅のほったらかしゆずを収穫。園に持ち寄りました。週明けには子どもたちの手でりんごのマーマレード煮に大変身することでしょう!

「感謝」
大川印刷に勤めているとこの言葉を毎日毎日耳にし、目にします。
大人の姿勢から、きっと子どもたちにも伝わっていきますね。

恵みに感謝…のセレクト絵本3冊

●「じめんのうえと じめんのした」 アーマ E.ウェバー 文・絵 福音館書店 1968年
俯瞰して直接見ることが難しい地面の上と下、両方を視覚的に描写しています。
簡単な文章で、動物、植物が生きる世界を教えてくれます。3色刷りのイラストも味があってgoodです。
福音館書店の「かがくのえほん」シリーズで、他にも「ちきゅうがウンチだらけにならないわけ」「星座をみつけよう」などの絵本もあります。

●「きのみのケーキ」 たるいしまこ 作  福音館書店 1992年
たぬきが森で拾った秋の恵みでケーキを作ります。ひとりで食べるのはもったいないとみんなを呼んでみましたが…。たぬきの人柄と森の仲間たちのあったかくほっこりしたお話です。

●「みしのたくかにと」松岡享子 作 大社玲子 絵 こぐま社 1998年
絵本、というより児童書に近い、長めのお話です。子どもたちにとって大切な眼差しや思いを教えてくれる本です。挿絵も美しくて、みんなでパイを囲んでいる絵は特にぐっときます。

「毎日勉強ばかりで青白い顔をしていた王子様が、あるおばさんの庭で「みしのたくかにと」という立て札を目にします。王子様はそれが食べたいと言いだして…。この謎が解けたとき王子様の顔もバラ色に変わります。(こぐま社の紹介文より)」

<おまけ>

日本全国で熊の出没が相次いでいるのでこんな絵本も。

●「きょうは みんなで クマがりだ」マイケル・ローゼン再話 ヘレン・オクセンバリー絵 評論社 1991年
父母と子ども3人の5人家族で「きょうはみんなでクマがりだ!」と歌にも応援歌にもとれるようなリズムを刻みずんずん道なき道を勇ましく進んでいきます。自然の中を励まし合って挑んでいく5人。最後はクマに出会いましたが…。勇ましさとは裏腹に迎えた結末がなんともおかしく微笑ましいです。

ヘレン・オクセンバリーさんの挿絵の絵本はたくさんあり、どれも優しいタッチで大好きです。

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