~SDGS経営✕設計視点で学ぶ、
企業の“思想”を伝えるオフィスのつくり方~
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おしゃれな空間で講演させて頂きまし。大川印刷では3年前に長野県の山翠舎さんの協力で、古材を活用したオフィスを作りました。それがきっかけで印刷外の分野の方々にも弊社の取り組みに関心を持って頂きました。
真実のストーリーは無敵
大雑把な話ですが紙は木からできています。そして紙の上にインキを載せるのが印刷です。そして不要となった印刷物、紙はまた集められ紙に還ります。そしてその紙にまた印刷します。これが今行われている再生紙と印刷の関係です。和紙はミツマタやコウゾと言った植物が、洋紙であれば針葉樹であるマツ、トウヒなどや広葉樹であればユーカリ、シラカバなど、そしてそれに化学パルプや古紙パルプなども使って紙はできています。私達は植物の恩恵で事業が成り立っているとも言えます。自然の恩恵を受けているのだから、かつて使われていた材を再度有効に使うことも、これら植物に対する敬意を表すことになるだろうと考えました。
材質に名前があるように部材にも全て名前がある
ヒノキやスギ、ケヤキやサクラなど材質に名前があるように、部材にも土台や梁(はり)、桁(けた)や小屋束(こやづか)など全てに名前があるようです。名もなき材質や部材は存在しないのと同様、紙にも銘柄があります。大切にされてきたからこそ名前があるのだと思います。社会課題解決型スタジオ「with GREEN PRINTING」で使われている古材にも全て材質名や部材名が付いています。これをわかるようにしてくれていることも山翠舎さんの魅力です。
サーキュラーエコノミーはやがて当たり前の取り組みに
使われなくなった古材を使うことや使われなくなった印刷物を再生紙化にして再度印刷するいわゆるサーキュラーエコノミー(循環型経済社会)は新しいもののように見えるし聞こえますが、やがて当たり前の取り組みになるでしょう。
おわり

