歌詞やそのイメージから、直面した課題やハードルを乗り越える「諦めない強さ」をBLUESからパワーをもらう例を取り上げたいと思います。
BillyBoy Arnoldとは?
ビリー・ボーイ・アーノルド(1935年生、現在90歳⁉️)は、シカゴを代表するブルース歌手でハーモニカ奏者です。少年期にハーモニカブルーズの一時代を築いたリトル・ウォルターから手ほどきを受け、1950年代にボ・ディドリーのバンドで活動を開始。ソロとして「I Wish You Would」「I Ain’t Got You」を発表し、後にヤードバーズらロック勢に多大な影響を与えました。洗練されたハーモニカと都会的な歌声で、シカゴ・ブルースの伝統と革新を体現した重要人物です。ボーカルも味わい深い人です。
こちらの曲でハーモニカと共にグルーヴの決め手となるドラムを叩くのはPete York。あのSpencer Davis Groupの「Gimme Some Lovin’」でドラムを叩いている人でした。
ブルーズの持つ「抗い」と「誇り」、「社会からの視線」と「個の尊厳」
本題に戻りましょう。Johnny Jonesのピアノをバックに歌う「I Hear My Black Name Ringing」、対訳がないので間違っているかもしれませんが、黒人であることによってつけられる世間の偏見や噂、非難を象徴しているように思えます。それに対して屈しない姿勢を感じ取ることができます。
著作権の関係で和訳は見当たりませんでしたが、CHAT GPTに頼んで意訳したものは以下になりました。
街のあちこちで、俺の名前がささやかれているのが聞こえる
黒人としての存在を背負ったその名が、鐘のように響く
噂も非難もあるけれど、俺は知っている
真実と誇りは、誰にも奪えないことを
友と呼んだ者が裏切り、愛した者が去っても
俺の魂は揺らがない
この「黒人としての名前」が響き続ける限り
俺はここにいる、そして生き抜く
どうでしょう。自らに置き換えれば20年ほど前、環境やCSRの取り組みに対し多くの人に理解されず、からかわれつつも、それに屈するのではなく、自分が正しいと思うことはやめない、諦めないと言った姿勢が大切であるとの思いと重なります。
アフリカ系アメリカ人(黒人)でなくとも勇気がもらえるのではないでしょうか?
おわり

