目が不自由だからこそ独自の世界を創り上げた、と思ってしまう人がいます。まずはその演奏を観てほしいと思います。
ギターを膝の上で弾く奏法はありますが、左手指の使い方が独特で、ここまでブルーズギターの速弾きをしている人はあまりいないのではないでしょうか?
障がいを「できない理由」にしない
50代を迎え、老眼を理由にギターの「指板(右利きの人は弦を左手で押さえる場所)が見えない」などと私も言っていましたが、Jeff Healey の演奏や奏法を見ると、そもそも指板も何も見えないからこそ左手でフレット(指板に打ってある音階を変える金属の棒)の距離を体感しながら、耳も使って音を出しているであろうことに気づかされます。
「できない理由」をあげるのは誰でもできるが、「できる方法」を見出せる人は努力した人だけ
経営や仕事の世界も同じで、「できない理由」をあげるならいくらでもすぐに人は挙げられます。しかし、だからこそどうしたらできるのか?「できる方法」を挙げられる人はそれほど多くありません。そのためにはそれなりの努力が当然必要になります。
考え抜く力、やり続ける覚悟
そしてそのためには考え抜き、努力し続け、そして試し続け、やり続ける覚悟が必要になると思います。
もっと簡単に乗り越える方法は?
それはありません。ただコツはあります。
それはズバリ、「諦めないこと」だと思います。諦めの悪い人間ほど成長するチャンスがあると思っています。
「目が見えない=フレットは見えない=ギターは弾けない」ではなく、「目が見えない→でもギターが弾きたい→できる方法の検討→弾きたいからこそのできるかもしれないことの試行→弾きたいからこその練習→自分なりのスタイルの確立」があってJeff Healey のミュージシャンとしての成功があったのではないかと思います。「諦めないことも難しい❗️」思う方もいるでしょうが、それが「本当に好きなこと≒やりたいこと≒やる必要が本当にあること」なら、諦めないことに取り組めるのではないでしょうか❓
「できないことに悩む」より「できる方法を見出す」ことに時間や努力を費やす
そんな風でありたいと思います。
おわり

