音もプレイも忘れられないギタリストがいます。特徴的なのでレコーディングを聴けばこの人が参加していればすぐにわかると思います。それがHubert Sumlinです。
Hubert Sumlinとは?
Hubert Sumlin(ヒューバート・サムリン、1931–2011)は、シカゴ・ブルースを代表するギタリストの一人で、特にハウリン・ウルフの専属ギタリストとして知られ、鋭い切れ味のリフと独特のタイム感でウルフのサウンドを決定づけました。ジミ・ヘンドリックスやキース・リチャーズなど多くのロック・ギタリストにも影響を与えています。ウルフ離脱後もソロ活動やセッションで長く活躍し、素晴らしい演奏の数々を残しましたが、実力に比べ十分な評価を得ないで残念ながらこの世を去っています。その人生は映画「サイドマン」に描かれています。

この人はなんと言ってもハウリン・ウルフのスタイルを決定づけた功績があると思います。ハウリン・ウルフはそのあまりにも個性的な歌から好き嫌いが分かれ、私も最初敬遠していました。しかし、Hubert Sumlinのあまりにもユニークなギターを聴くうちにハウリン・ウルフの良さもわかってきました。
ハウリン・ウルフの時代のHubert Sumlinでまず思い出すのがこちらです。
そして独立後のご機嫌なギターといえばこの曲
ここで実に重たくファンキーなドラムでサポートしているのはJames Wormworth という人です。
サイドマンあってのフロントマン
経営者がリーダーとなってフロントに立つことがあっても、それは良いサイドマンや従業員さんあってのこと。サイドマンや従業員さんが力を発揮できないとフロントマンも良い仕事はできません。
親のように慕っていたハウリング・ウルフが亡くなった時に駆けつけようとしたけれどレコーディングで死に目には間に合わなかったというHubert Sumlinの役割の大きさを感じます。
おわり

