読書、本との出会いを考える

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今、「変化を嫌う人」を動かす〜魅力的な提案が受け入れられない4つの理由、という本を読んでいます。

物事を進める過程で相手を説得しなければならない場面は社内外問わず少なくないと思います。

むしろ日常茶飯事と言っても過言でないかもしれません。この本はあらゆる「抵抗」を解消する思考や行動について事例を豊富に挙げて説明しています。そのためとても納得感の伴う理解ができると思います。

例えばこんな事例が書かれています。

「変化を嫌う人」を動かす〜飲食店の事例

飲食店が受けた予約電話の最後に「キャンセルの際には電話をいただけますか」と疑問形で伝え、「はい」の返事を引き出した。「必ず電話してください」と命令形で伝えるよりもお客さんの心理的反発が減り、無断キャンセルが大幅に減少した。その他にも投票の呼びかけなどの事例も。

「変化を嫌う人」を動かす〜投票率をアップさせた事例

投票を促す電話をかけるキャンペーンで、選挙の意義を伝えるだけでなく、どんな交通手段で投票所へ行くか?アクセス方法やタイミングも訊ねて話すようにした

投票所へ行く方法に関する茫漠感が解消し、投票率上昇の効果が2倍になった。

この本との出合い

ここ数年、本との出会いを楽しく感じられるようになりました。

長年参加している読書会では自分では決して選ばないだろう本が他社の社長から選書されます。

また、時にはヒット曲を聴いてみるように、レジ横平置きの本を手に取ってみるなど、出会いの楽しみもいろいろです。今回はある環境活動のオンラインミーティングで環境活動家の方が紹介されていて、「もしかしたらヒントになるかもしれない」と即オンラインで購入したものです。

「いつか〜したい」は、やらないことの言い訳

これは先輩経営者に教えられた言葉ですが、本との出会いを逃さない方法にも当てはまると思います。

ピンと来たら忘れないうちに購入する。本との出会いを逃さない方法はこれに尽きるのではないかと思います。「後で時間がある時に買おう」はやらないことの方が圧倒的多いです。

本との出会いに感謝

人との出会いにも感謝する場面がたくさんありますが、ここ数年は本との出会いにも感謝しています。

新年度を迎えて新しい組織体制でスタートを切ることができたのは、社員さん、そして社員さんと共に読んできたドラッカーの「マネジメント(エッセンシャル版)のおかげだと思っています。

新年度スタートのお話は↓

1ヶ月遅れの2025年度の本格スタート
大川印刷は3月決算で4月が新年度スタートですが、今回は創業144年目の大変革ということもあり、充分時間をかけてからのスタートとなりました。その理由はビジョンやミッションなどの大幅な見直しを行ったからです。大川印刷では理念経営やミッション経営...

今まであまり書籍に感謝する、という経験がありませんでした。これからも良い本との出会いが楽しみです。皆さんのお勧めがありましたら是非教えてください。

おわり

「変化を嫌う人」を動かす| 話題の本 | 草思社

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