「えっ!Blues経営学?〜No.10 Clarence Carter〜障がいとBLUES その3」

1936年生まれで現在89歳の彼は2013年11月12日、14日に来日公演しました。サザンソウルに分類されることが多いですが、ブルーズも絶品ですし、好きなアーティストなので取り上げたいと思います。

幸運にも彼のステージを見ることができました。生まれつき盲目の彼はその独特な笑い声が印象的でしたが、何より嬉しかったのが自分が生まれた頃既に謳ってた人が今も元気に目の前で歌っていること。そして何と言っても、後ろを全く見ず(見えないのだからか)右足で突然3カウントを踏み鳴らし、次の曲に入るかっこよさ。(3分くらいのところからやってます)

知ったきっかけはDuane Allmanの演奏の中でも最高と言われるこの曲。ストラトのスライドでは間違いなくDuaneの傑作でしょう。また、1969年ということでアフリカ系アメリカ人と長髪の白人という組み合わせも人種差別の問題などを既に60年近く前に乗り越えており、(当時の証言からすると音楽をやる上では極めて自然だったよう)多様性と包摂性について理解が進むと思います。

困難にぶち当たった時、元気をくれる一曲です。朝日が昇るのが見える(彼には、感じられるような)トランペットのイントロが、良いです。

オマケですがエタ・ジェイムスの名曲の再演

長生きして欲しい人の一人です。

おわり

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