『パワーか、フォースか』は、精神科医デヴィッド・R・ホーキンズが、人間の意識や感情には強さの段階があり、愛や勇気など他者を生かす力を「パワー」、恐れや怒りなど支配的な力を「フォース」と区別できると説く思想書です。なかなか読み進めるのが難しかったですが、とても関心のある分野について書かれていました。
筋反射テストを用いて意識レベルを数値化し、個人の生き方から政治・宗教・芸術まで社会現象を読み解こうとしたものです。
著者ホーキンズ氏が「音楽の種類と精神状態」に関連する解釈や評価を本中で行っています。
真の芸術=霊性の表現
美・愛・真実は同じ源から出る
偉大な芸術は人類の意識を引き上げる
芸術は「娯楽」ではなく「癒しの力」などと言及しています。
クラシックとラップの比較
本の中でクラシックとラップの比較が出てきます。音の大きさ、愛か憎悪か、癒しか暴力的か?なども比較されていますが本質的なことは音楽のジャンルではなく、愛・勇気・尊厳・真実 → パワー 、恐怖・怒り・憎悪・破壊 → フォース、と言った判断ができそうです。
ブルーズは?
私の大好きなブルーズはフォースではないか?と一瞬思いました。でも、社会正義、抑圧への抵抗、自己肯定、希望・連帯、と言ったパワー寄りの側面もあるのではないか?とも思いました。
勇気・尊厳・真実の表明
= パワー
パワー寄りになり得るケース
困難に立ち向かう強さ カタルシス(浄化) 生き抜く力の鼓舞 結束感
👉 「怒りを超えて勇気に変える」タイプ
破壊衝動 憎悪 ニヒリズム 絶望の固定
👉 エネルギーを消耗
= フォース
などと理解できます。
決まるのは「意図」と「作用」
同じブルースでも:
被害者意識に沈む → フォース
苦しみを歌って解放する → パワー
と真逆になります。
パワーを感じる音楽
読み終えた後聴いていて、とてもパワーを感じる音楽がありました。ソロモン・バークです。チャットGPTで調べると以下のように出てきてました。
ソロモン・バークはソロモン・バークは米国生まれのソウル/R&B歌手で、幼少期から教会で説教やゴスペルを歌い、牧師としても活動しました。深く温かな歌声と祈りのような表現で愛や救済、人間の尊厳を歌い上げ、「キング・オブ・ロックンソウル」と称され、後世の音楽家に大きな影響を与えました。
ソロモン・バークを聴いて、パワーを皆さんへ。辛い時に聴いてみてください。
おわり

