THIRD-PARTY OPINION
2016 ON THE CSR REPORT

2016年度CSRレポートに対する第三者意見

SINCE 1881 OHKAWA PRINTING
FROM YOKOHAMA

IIHOE(アイアイエイチオーイー)
人と組織と地球のための国際研究所 代表 川北秀人 様

川北秀人:CSR関連分野での略歴(2017年10月現在)
1964年大阪生まれ。1987年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社。国際採用・広報・営業支援などを担当し、1991年に退職。
その後国際青年交流NGO「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、1994年にIIHOE設立。NPOや社会責任・貢献志向の企業のマネジメント、NPOと行政との協働の基盤づくり、CSRや環境・社会コミュニケーションの推進を支援している。

第三者意見

当意見は、CSRレポート2016の記載内容に基づいて執筆しています。同社のCSRへの取り組みは、環境負荷の削減や地域社会貢献活動を中心に、意欲的に進められていると言えます。

[高く評価すべき点]

・二酸化炭素の排出量や有機溶剤の使用量をはじめとする環境負荷の削減(P4-5)について、定量的な把握ならびに主な負荷の削減が継続的に実践されていること。また、LED-UVインキ使用の印刷機の導入によりVOC発生を抑制していること。今後は、FSC®認証紙の使用について、取引先に対する働きかけや、その反応に対する貴社の工夫なども、ウェブサイトや当レポートなどで紹介されることを、引き続き期待します。

・地域イベントへの協力や大学生インターンシップの受け入れをはじめとする地域社会貢献活動(P8-10)について、経営者自らが率先して社内外でイニシアティブを発揮し、他社の模範となる水準にあること。今後も、従業員の方々によるボトムアップ型の取り組みも含め、継続されることを期待します。

[取り組みの進捗を評価しつつ、さらなる努力を求めたい点 ]

・品質・環境方針(P7)に基づく全社的・日常的なマネジメントへの落とし込みについて、方針を定め、当該年度と次年度の目標や具体的な施策・改善を明記していること、顧客からのクレームへの対応やそれに基づく改善をレポートに開示していることを評価しつつ、2020年ごろを視野に入れた中期的な目標が明記されることを、引き続き期待します。

[一層の努力を求めたい点]

・環境負荷削減と地域社会貢献以外の主な社会責任への取り組みについて、従業員や消費者への配慮・対応をはじめとするISO26000に掲げられた中核主題に対して、基本的な考え方、現状と進め方の方針を示すとともに、日常的なマネジメントに落とし込んで実践され、その報告が行われることを、引き続き強く期待します。

・前年度に続き、本書を発行されたことを評価しつつ、その時期が翌年に入ってからであったことを、強く遺憾に思います。取り組みの実践のみならず、開示・発信の範囲や内容の適正性と、適時性にも、配慮と体制づくりが進むことを期待します。

第三者意見をうけて

弊社の取り組みに関して一定の評価を頂きましたが、まだまだ改善の余地があり、ご指摘の点を真摯に受け止め、期待に応えるべく改善を図ってまいります。

品質・環境方針、そしてISO26000に掲げられた中核課題に対し、考え方や全社的・日常的なマネジメントへと落とし込みがなされていなかったことについて、反省しつつ、今後はSDGs(持続可能な開発目標)を元に、それら基本的な考えと進め方の方針を明らかにし、マネジメントに落とし込むと共に、中期目標を明記するように改善します。 そして、情報の開示・発信の範囲、内容の適正性及び特に適時性について改善していくことができるよう、努力してまいります。

株式会社大川印刷
代表取締役社長 大川哲郎

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