CCDカメラ検査機について
印刷時の品質管理において当社では、印刷機に搭載したCCDカメラを用いて、全数検査を実施しております。
紙ごみ・紙粉・汚れ・虫等の付着を見逃さず、印刷時にリアルタイムで欠陥を検出することが可能です。
また、CCDカメラと連動したナンバリングを印字することにより、欠陥が発生したシートを番号で確認し、検品時に破棄することで、不良品の出荷を確実に防ぎます。また、印刷用紙の投入枚数、製品としての実数、不良枚数、予備紙の管理についても行うことが出来ます。
弊社では、特に品質に厳しい医薬品関係や、食品関係の印刷物をはじめ、多くの印刷物を手掛けておりますが、その全てをCCDカメラによる全数検査を行っておりますので、安心してお仕事をお任せください。
徹底した品質管理のもと、お客さまの製品の価値向上に努めてまいります。
GMP※・製造記録書について
弊社では、医薬品の添付文書を多く手がけさせて頂いております。印刷するにあたり、製薬会社様の査察を受け、ご指導頂きながら、医薬品が製造される過程においての概念であるGMPに基づく各工程の作業を標準化し、徹底した品質管理を行っております。
ソフト面としては、その工程で適切なISO9001に基づく作業手順に加え、製薬会社様と共に作り上げた「製造記録書」を活用し、不十分な点はその都度改善しながら、品質及びトレーサビリティの管理を行っております。また、万一のクレームが発生した際、トップ即時報告による即時対応と朝礼時や社内SNSを活用した全社的情報共有、GMP勉強会への参加や、品質管理手順徹底のための社員教育にも力を入れています。
ハード面においては検査カメラ導入による検査体制やLED-UV印刷機導入により、ランプにLEDを使用することで、その発生温度を約30℃に抑えることができ、消費電力も従来の約20%で済むため、CO₂も削減できオゾンも発生しないので環境にも優しく、常に高品質な製品をご提供すべく取り組んでいます。
また、これら医薬品関連印刷物の厳しい品質管理基準に育てられた経験と実績を生かし、ポスター、DM、カタログ。パンフレット、会報誌など一般商業印刷物についても、全て医薬品華南連印刷物に準じた管理のもと、常にお客様に「笑顔」と「高品質で信頼される製品」をお届け出来るよう取り組んでおります。
※GMP・・・Good Manufacturing Practices=医薬品の製造および品質管理に関する基準
1.人的なミスを最小限にすること
2.添付文書・ラベルなど医薬品に関わる印刷物に対する汚染、および品質変化を防止する
3.高度な品質を保証するシステム設計
人によるチェックについて
印刷時に行なわれている検査カメラのチェックで検出された不良品は、何枚目かを特定するため 印刷された刷り本の余白に入れる「ナンバリング」により特定し、検査工程で抜き取りを行っています。
検査カメラ通過後の不良品、断裁時に起こり得る断ちミスなどを見逃さないため、弊社では製品包装前にも人の目での検品を行っています。
検査カメラと目視でのダブルチェックを行うことで、より高品質な製品をお客さまにお届けできるよう日々取り組んでいます。