二日目のプログラムは「京都の若手職人×和えるファミリー交流会 」@フォーチュンガーデン京都
まずは鼎談
右から「和える」矢島代表、京都市門川市長、つづれ織り職人の森紗恵子さん、そして京焼の窯元「丈夫窯」の加藤丈尋さん
以下は私のメモで聞き取り不十分な点もあると思うのでご容赦頂きたい。文責は大川にあります。
門川京都市長
この場所は島津製作所の本社の地。この部屋はもともと社長室だった。
島津製作所は江戸時代は仏壇仏具屋さん
明治維新後は巧みの技から世界の先端企業へ。
千年を超えてつながる様々な技術、哲学が京都にある。
千年単位で考える。
矢島さん
千年先は予測しようとしてもわからない。しかしながら千年先を考えようとするからこそ、100年先、200年先が見えてくる。
1149回目の祇園祭
貞観地震の10日後にスタートしたのが祇園祭
原点を見失ってはいけない。
何のためにやっているのか。
何のために企業は興されたのか。
伝統工芸師全国4101人の1/4が京都に。
加藤さん
電動のロクロがある中で会えて手動でやる意味
お客様に立体的に伝えていかなければいけない。
使っているということだけでなく、「使う」という行為と過去、未来とのつながりを立体的にイメージできるようにしていく。
矢島さん
「和える」はものを通じたジャーナリズムを行なっている。
「和える」はジャーナリズム業
「伝える職人」を目指し続ける。
小売をやっている人間がなぜラジオで発信するか?
それはジャーナリズム。
「和える」の職人は平均すると30代。
若い人は可能性と希望を感じ、何よりもワクワクやっている事実がある。
京都の番組なのに、なぜ職人が登場する番組がないのか?と思っていた。
そんな問題提起から始まったのがアルファステーション。
スポンサーなし、ギャラなしで続けているのがこの番組。
色々なジャーナリズムとして伝えていきたいことがある。
ホテルの一部屋から地域の文化や伝統を感じられるようにしたい。地域を感じられる部屋にしたい。伝統を活かすアイディアに活かしたい。
現在はホテルの部屋は長崎、姫路、これから奈良でも展開される。
空間を伝える、というジャーナリズム。
原材料にこだわったもの。
絹 箔 石 全国から京都は良いものを集めてものづくりが展開された。
お誂え文化
産地と原材料、地域性
京都は特異な生み出し方。
加藤さん
「こぼしにくい器」は砥部焼からスタートし、津軽焼き、大谷焼きと進んでいった。
当初ピンクを試作したが料理がおいしく見えず、中止。そこで黄色にすることによって、緑黄色野菜も映えるようになった。
会場には様々な職人さんたちが製作に携わった商品、あるいはその技術を伝える参考品が展示されていた。
この小さなリーフレットは大川印刷の仕事。石油を全く使わないインキで印刷することについて、ベビー用品を展開する上で重要視してくださり、弊社を選んで頂いた。
赤い糸の結び方は帯留めの結び方になっており、障がい者の方の作業所での手作業によってここまで美しく仕上げられるまでに至っている。
こちらのローソクは「中村ローソク」さんの仕事
ものにもよるだろうが、一本絵付けを仕上げるのに1時間ほどもかかるそうだ。
こちらは「箔沌房」さんの仕事
箔をフィギュアに付けるとこのような感じになる。
他にも「山本合金製作所」さん、 「柴田漆工房」さん、「古色の美」さん、などなど、実に興味深い仕事の数々。
2年ぶり2回目の参加となった今回、特に感じたのは「京都にこれだけ伝統工芸を継承している若い世代がいたのか!」とおう驚き。
日本の手仕事、伝統工芸の今について正しく理解する必要性も同時に感じた。
おわり
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テレビ神奈川「神奈川ビジネスUp To Date~大川印刷」