大川印刷ではデザインから印刷、断裁まで社内で行っています。
ただ、現在使用している断裁機は30年前のものであり以下のような問題があります。
・処理速度が非常に遅く断裁時に寸法等を入力する必要があり作業時間が増大
・手作業で用紙をもちあげなければならず人体にかかる負担が大きい
・熟練の技術が必要であり特定の人員に負荷がかかっている
・人員が欠員した場合、作業効率が悪くなる
・30年経過しているため補修パーツなどの不足がありサポートが受けられなくなる
そのため、早急に断裁機のリニューアルが必要となり、それに合わせて「ものづくり補助金制度」の申請を行い無事採択されました!
ものづくり補助金とは、新しいものづくりやサービス開発に挑戦する中小企業と小規模事業者を支援するため、中小企業庁が実施する補助金制度です。
補助金対象にふさわしい申請事業は
Ⅰ.「革新的ものづくり開発支援」
Ⅱ.「高度生産性向上支援」
の2つです。
今回当社の補助金対象事業としてⅡを選択いたしました。
ものづくり補助金制度は採択されることが難しいと聞いています。
今回は「断裁機購入における生産性の向上」として申請せず「環境対応印刷の生産効率化によるSDGs需要の取り込み」として申請しました。
今回採択された機械は
・断裁機 2台
・リフター(昇降機) 2台
・断裁機用コンピュータ 2台
・員数機 1台
導入された際は、コンピュータでの作業やリフターによる紙積みが可能で、誰にでも簡単に断裁作業を行うことが可能になり、大幅に生産性を向上させることができます。
従来納期が遅く高コストと考えられていた環境対応印刷を短納期・低コスト化するものであり、今後SDGs需要の取り込みが期待できます。
さらに生産性向上により使用電力の削減、残業の削減、男女問わず作業が可能になるなどのメリットもあるのではと考えています。
2020年1月31日までにすべて導入する予定です。導入された際にはまたご報告いたしますのでお楽しみに!