「NO MORE! SDGsウォッシュ〜ぶっちゃけどうなの?コロナとか。〜」
無事?終了しました。イベントご視聴くださった方、ありがとうございました。
大川印刷として初のオンラインイベントを終えた、率直な感想としては、「悔しい」です。良くも悪くも自分のことで精一杯だったからです。事後アンケートの中に、社長座談会でファシリテーターが抜けたのはよくなかったというようなコメントがいくつかありました。私自身ちょっとまずいかもと思いつつ、社長に丸投げしてしまい、少々混乱を招いてしまいました。
言い訳ではないですが、ファシリテートを放棄することになってしまったのは、2つ理由があると思います。
まず、後半の質問回答タイムに備えて、チャット欄に書き込まれていく質問をリアルタイムで厳選し、時間配分を考えて事前に寄せられた質問との調整をどうするか思考していました。また、一時接続の不具合も生じてしまい、スタッフと確認相談をしていました。
若者=デジタル機器に強いという印象を抱かれている方は多いかもしれませんが、もともと機械に疎く、積極的に使いこなしたいとも思わない自分が、会社のPCでプログラムを進めながら、自分のSurfaceでYouTubeにつなぎ配信の様子・チャットのコメント欄を追い、自分のスマホでタイムキープ・録音の三本立て同時並行を進めるのは、なかなか至難の業でした。
そんな状況下で、どちらかというと他人の話を聴くより自分の話をしたがりな人間が、3社の社長の話を傾聴、ましてや司会進行をこなせるわけがありません。これが2つめの理由です。
会社のブルーズクレドに、「知識は話すが、知恵は聴く」というものがあります。正直、一番苦手なクレドです。
末っ子の私は、その日一日の出来事を、誰よりも先に母に聴いてもらってきました。友達は、前に出てくるタイプより、どちらかというと控えめで、私の話をよく聴いてくれる、褒めてくれる人と自然と仲良くなっていました。「ねー聞いて、こんなことがあったんだけどさ…」、相手の状況に配慮せず言いたい放題だったことも、何度かあります。
「自分だけが」気持ちよく話せる環境に恵まれてきたからこそ、聴く側に回ることへのハードルが知らないうちに大きくなっていました。私はどうやら自分に関係ない話と決めつけてしまうと、聴くという働きを即座にシャットダウンしてしまうみたいです。他者の話を聴くということは、なかなか体力のいることだと、思いなおします。
アンケートには、そのほかにも様々なご意見が寄せられていました。それらを読んで、高校時代、演劇部で演出をしていたときのことを思い出しました。
公演後、観劇してくださった方からのアンケートは励みになると同時に、稀に紛れ込んでいる心ない言葉に、傷つくこともありました。60人越えの役者を自分一人の演出で束ね、仕上がった作品をどんなに稽古を重ねても、不安拭えぬまま舞台という場で観客に差し出す。すると案の定?、返ってきた忌憚ない反応に、苦しんで産み落とした演出といえどダイレクトに突き刺さるものがある。何事にも賛否両論あるのが当たり前とはいえ、一喜一憂してしまう自分に やるせなさが残る日々は、”社会人”になった今も健在のようです。
あー悔しい。負けたくない。誰に?
自分です、とかいうかっこいい答えをしたいのではなく、野心的だけれど、やっぱり100%「大変満足」を目指したい。だから負けたくないのは、アンケートで「大変満足」以外の回答をされた方々全員です。
次回に向けて、炎がメラメラと燃え上っています。とはいえ、企画から本番までわりと疲れたのも事実なので「てげてげ」の精神も忘れずにいようと思います。たぶん、無理だけど。
以上、ファシリテーターを務めた宮﨑のぶっちゃけトークでした。
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