9月16日の横浜市大の授業で出した課題に対して、学生さんたちの発表会が行われました。
他の講演の関係で3チームのうち1チームしかフルで聴けなかったのですが、限られた時間の中で、どれだけ学生さんたちが真剣に考えてくれたかが伝わってくる発表でした。
今回の授業は日韓中混合の学生さんの授業。
国家間の立場や考え方の違いを超えて、いかに1人の人間として考えてもらうかに注力しようと思いました。
それはある意味私にとっても挑戦。学生さんたちの反感を買うかもしれませんし、学ぶべき点が少なければ、もちろん不満も出ることも思います。
が、今回の発表を聴いて、各々が国籍を超えて、一つのことについて人類共通の課題である「人権」や「平和」について考えることができたことを実感しました。
3チーム目は、難民の採用をもっと積極的にしていくこと、そしてそれに伴う日本語教育の推進を図ること、などを提案してくれました。
その提案を通じて一つのことに気づきました。
受け入れ企業側および受け入れている部門担当者の考え方や視点を変えることです。
当社では現在難民の方の受け入れは1名です。
受入部門の担当者は、言葉や文化の違いで「たった1人でも外国人の受け入れは大変」と言っているのは正直なところです。
しかしながら、今回学生さんの提案は、「もっと積極的に企業が難民の受け入れをしていく」というものでした。それは一見「そんな無理なことを・・・」と思ってしまいそうな提案です。
しかし「考え方を変えるともしかしたら良い提案かもしれないぞ」と、話を聴きながら感じ始めました。
ヒントは新入社員さんの悩みを聴いた話の中にありました。
中小企業では採用が必ずしも複数名採用できない年もあります。その際、新入社員さんが悩むのが、「同期が少ない」または「同期がいない」といったことです。
それに対し今年から遅ればせながらメンター制度を導入したものの、まだまだ十分とは言えない教育環境と感じています。
新入社員さんですらそのような状況なのですから、外国人の社員さん、ましてや難民の社員さんの孤独感と言ったら、それはそれは大きいはず。
そのような視点から考えれば、むしろ学生さんたちの提案であった「もっと難民の方を採用する」といった案は、まんざら突飛押しのないことではないかもしれません。同じ境遇、或いは似たような境遇の仲間が一人でもいてくれたら、悩みを話し合えるかもしれません。遠い異国の地での生活も心強いものになるかもしれません。
このように柔軟な発想をさせてくれるのが、やはり若いアタマなのだ、とつくづく思います。
「カタイ頭を柔らかく、シカクい頭を丸くしてくれる。」
これが学生さんたちとのやりとりのありがたいところだと、改めて感じました。
ありがとうございました。心から感謝です。
学生さんたちの提案を検証し、実際に活用できるか動いていきます。
おわり
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