ありそうでなかった!紙をめぐる探訪ツアーへご招待。
皆さま、ぜひ奮ってご参加ください!
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1) 概要
日常の中で、手触り感を感じることが少なくなってきている時代。
それは、これまでありふれていたものが瞬く間に希少になり得る、わびしさと隣合わせです。
今、その視線の先に映る「紙」も先細りの未来が待っているのかもしれません。時間の経過と共に色あせ、腐敗していく紙は、けれど、私たち人間と何ら変わりのない生命そのものである、ことを思い出しみてください。
コロナ禍で直接的な人間同士の触れ合いが制限される中、五感で感じられる紙の物質性、身体性を改めて見つめ直すことで、「いま、ここ」にある感覚を取り戻し、ひいては働くこと、生きること、それぞれの営みを問い直す時間にできたらと思います。
「紙離れ」から「紙頼み」へ。紙を起点に、あらゆる“原点”に立ち返るイベントをお届けします。
2) 日時:11月28日(土)
【第一部】14:00~15:00 【第二部】15:10~15:45
3) 実施方法:ZOOM(Facebook, YouTubeでもライブ配信)
4) 定員:第二部のみ30名~50名程度
5) 内容
◎第一部 「困った時の紙頼み」~オンライン紙めぐりツアー~
14:00 ご挨拶
14:05 大川ミュージアム~140年の時を越えて~(横浜市より中継)
14:15 ロギールさん「手漉き和紙の里山から」(高知県より中継)
14:30 浪江さん「世界の紙を集めた小部屋から」(岡山県より中継)
14:45 紙頼みクロストーク
15:00 クロージング
◎第二部「私の紙語り」~オンラインネットワーキング~
⇨紙にまつわるあれこれやエピソードについて、参加者とともに意見交換します!
15:10 ブレークアウトセッションの説明
⇨質疑応答をベースに登壇者とお話ししていきます
3つのブレイクルームに分かれ、登壇者の方から詳しいお話を聞くことが出来ます。
15:15 セッション①
15:25 セッション②
15:35 セッション③
15:45 終了・記念撮影
視聴者にはオリジナルプレゼントを差し上げます!お楽しみに/
▼お申し込みはこちらから▼
7)ゲスト
・浪江由唯さん
1994年生まれ、京都府与謝野町出身。学生時代に青春18きっぷを使って工芸品の工房を訪問し、手漉き紙に魅了される。その後、後進国の開発と伝統の関わりの観点からネパールの手漉き紙を研究する。2019年3月~2020年1月まで世界15ヵ国の紙と印刷の工房を訪問し、2月より日本で紙の展示販売やワークショップ、講演を行っている。
「kami/(かみひとえ)」は手仕事の紙を未来に残すことを目指し、2018年に立ち上げたブランド。屋号には、紙いちまいほどの僅かな違いにこだわって活動し、紙いちまいでできることの可能性を提案し続けたいという思いをこめている。
Instagram, Twitter : @kami___jp
・ロギール・アウテンボーガルトさん
1980年に日本全国の手漉き和紙工房をめぐり、翌年高知県に定住、原料栽培からの伝統手すき和紙の製作を始めた。2003年にはビーターを導入し、ヨーロッパの手すき紙・コットンペーパーの製作も開始。東西伝統のノウハウを活かし、手漉き紙の新しい表現に挑戦している。2003年に土佐の匠に認定。2011年に博報賞受賞。紙漉きを里山ごと体験するゲストハウス「かみこや」代表。」