これからの時代を生き抜くために、経営にデザインの視点を
デザインは、時代を捉え、生活者のニーズを掴み、価値を形にしていく力。
経営戦略にデザインの力を落とし込み、実践していくことが求められているという呼びかけに反応し、昨年からデザイン経営リーダーズゼミを受講開始。
デザインを活用した経営手法=デザイン経営(※)の実践を支援する7ヶ月間のプログラムだ。
そもそもデザイン経営とは?
環境印刷やSDGsについてのご相談はこちら
今思えば私がデザイン経営というものを感じたのは今から4年前、NOSIGNERの太刀川英輔の協力による大川印刷リブランディングプロジェクトだ。
環境や社会に対する取り組みを一所懸命やっているのに、顧客や社会へ伝わらない「もどかしさ」。
その想いを私同様に、いや時には私以上に感じてくださった太刀川さんが弊社のリブランディングを買って出てくれた。
その際に一番感じたことは正に「価値を形にしていく力がデザイン」ということ。
企業のブランディングやリブランディングに関心のある方は以下をどうぞ
大川印刷リブランディング NOSIGNERさんとのリブランディングプロジェクト 進行中
デザイナー太刀川氏が語る、YOXOに込めた意味と期待
話をゼミに戻そう
本プログラムは、自社でデザイン経営に取り組める土壌をつくる導入支援プログラム。
各企業がデザイン経営を実践するハンズオン支援プログラムで構成。この2つのプログラムを通して参加企業は、自社にとっての「デザイン経営」のあり方を探究し、実践していく。
導入支援プログラムでは、様々な中小企業とデザイン導入を実践してきた講師による講義と、課題の実践と講評を通じて、自社でデザイン経営を実践する上でのデザイン・デザイナーの役割を理解し、その導入を支援して頂く。
ハンズオン支援プログラムでは、自社分析から製品コンセプト及び事業化計画の策定まで、段階的に支援して頂き、また、その成果を発表・テストマーティングする「テスト販売」も予定しているという。
なんて面白いゼミだろう。
更にビジネスモデルを更新した後、それを具体的な実行計画=事業計画書として形にするところまでを支援し、プログラム終了後も、参加企業が自走できる状態となることを目指すという。
絵本をづくりを通じて自社理解と自社表現を学ぶ
今回はデザインチーム『アカオニ』の小板橋基希氏を講師に、各社が課題として作ってきた絵本を発表し合い、小板橋氏に講評を頂いた。
メモ書きなので正確ではありませんが、コメントの一部を記録
会社のことをお客さんがいかに「自分事」にするか。そこがポイント。
(鍋メーカーさんの発表に対し)「使えればいいじゃないか」といったモノとの違いを伝える。(→印刷物なら、「読めりゃ、見れればいいじゃないか」「安けりゃいいじゃないか」といったモノとの違いをいかに伝えるか)
企業が説明しなくても顧客が想像を膨らませられること 特殊なお身を共有したい。
そこにデザインの有効性がある。
共有したい世界観をデザインで見せる。
「取材」とはデザインする材料を取ること
自由な発言、「待てよ、これは違うんじゃ!?」といったことが言える環境をつくる。
お客様との感覚の共有