【大川印刷×三承工業~社長と新人何語る?~】をクラブハウスで開催しました!
環境印刷やSDGsについてのご相談はこちらから!
三承工業様からは、西岡社長、ダイバーシティ推進室の佐藤様、防災とレジリエンスに取り組まれている伊藤様にご参加いただきました。
大川印刷からは、大川社長、入社二年目の小峰さんと入社一年目の宮﨑さん、大川ガールズことインターン生の私中田と太田さんが参加しました!
まさに、社長から新人、インターン生までが集まり、男女の垣根を超えて女性の働きやすさについて語り合う会となりました。
ダブルてっちゃん(西岡徹人社長と大川哲郎社長)率いる二つの会社が、それぞれどのような取り組みをしているのか、相互の会社状況をどう見ているのかをお聞きすることができました。
まずはSDGsについて、ジャパンSDGsアワードを受賞している二つの会社が、どのように捉えているのかをざっくばらんにお聞きしました。
宮﨑さんからは、量産型のSDGsから脱却し、自分達がやっていることをどう表現すればいいのかを探っているというお話がありました。
大川社長からも、型に当てはめてみんなでやることで気持ちよくなり、大切なことが忘れられているのではないかとご指摘が。
西岡社長も、みんながやっているからやらなくてはという姿勢の会社が多く、本質的なことをわからずにやってしまっているのではないかと賛同の声をいただきました。
SDGsをどのように行うのかはいろいろなところで言われていますが、なぜやらなくてはいけないのかという話が欠如しているのではないでしょうか。
そんな状況を改善していくためにも、若い世代からの声も聞いて会社をつくっていくことが大切になってくるはずです。
私からも、ビジネスにできるSDGsの取り組みはどんどんやられるけれど、そもそも社会課題は企業が発生の要因に関わってきたものであり、お金にならない課題は今後も取り残されてしまうのではないかという懸念をお話しさせていただきました。
伊藤様からは、そのような懸念を踏まえつつも、課題解決をどのようにビジネスにしていくかという考え方をすることで、さらなるアイデアが出てくるのではないかというお話がありました。
その後、話題は本題の女性の働き方に。
西岡社長から、ブラック企業状態であった会社をSDGsアワードを受賞されるまでに変革してきた過程について伺いました。
昔の会社状況のお話には、みんなから「え…。」との声が。
しかし女性社員の協力を得て、現在はカンガルー出勤やキッズルームの設置など先進的な取り組みをされている三承工業様。
女性社員が半分以上を占めるようになり、雰囲気がよくなったことで様々な取り組みも職員さんから提案されるようになってきたそうです。
大川印刷でも、女性社員から声をあげていくことの大切さを学びました。
ここで太田さんから、最初に女性の働き方に取り組む際に、社内で反対はなかったのか?という質問が。
西岡社長から、最初は会社に連れてきた子供が泣いたら舌打ちが聞こえるような状況だったが、社長自らが積極的に援護をしていたというお話を伺いました。
実は、西岡社長の女性の働きやすさへの想いは、かつてお母さんが仕事に困難を抱えている様子を見てきたという経験から来ているようです。
佐藤様は、自分の子供が生まれて、この子のためによりよい日本をつくっていきたいと思うようになったそうです。
男性も柔軟な育児休暇を取れるようになっていかなくてはならないとおっしゃっていました。
出産や育児といったターニングポイントで充分な対応がなされることの大切さはもちろんですが、ジェンダーそのものに対する偏見もなくしていかなくてはいけないという問題意識も共有しました。
ここで大川印刷の女性の働き方の話に。
まだまだ女性社員が少ない大川印刷。
三承工業様に比べると、制度も普及していません。
小峰さんは、同世代の女性が少ないことによる、言い出しにくさや前例がわからない不安があると言います。
生理などで体調が悪い時に、気軽に休みたいと言えるような仕組みがほしいと感じているようです。
三承工業様では、体調の悪い女性職員さんが女性管理職の方に直接伝えることで、すぐに休めるようになっているとのお話が。
女性管理職が増えたことで、そのようなきめ細やかな対応ができるようになっていると聞き、女性陣からは「素敵!」との声があがりました。
女性がいることで、企業だけでなく社会全体へのよい影響があることを再確認しました。
みなさんとお話をして、声をあげ工夫をすることで、よりよい社会をつくっていきたいと、思いを新たにできました。
それでは、参加してくれたインターン生の太田さんの感想を紹介します。
SDGsについて、ジャパンSDGsアワードを受賞された企業の社長お二人の考えを聞けて、大変貴重な機会になりました。
「本質がないがしろにされている」というお話にとても共感しました。
最近企業にとって都合のいいSDGsになっていると感じています。
「なぜやるのか」を問う姿勢を大事にしたいと思います。
儲からない社会課題の解決が見落とされているのでは、という中田さんの意見に、
儲からないと思われていた社会課題の解決をいかにビジネスにしていくか、という三承工業様のお考えがとても印象に残りました。
女性活躍の取り組みが進んでいる三承工業様ですが、最初は反対があったこと、
それを西岡社長が受け入れてもらえるように工夫されていたことを伺って、
どうしたら変えられるのか工夫していくことが必要だと感じました。
クラブハウスならではのフランクな雰囲気でお話が伺えたと思います。
ぜひ次の機会にも参加させていただきたいです!
(文責:太田)
みんな、何かしらの当事者です。
被害者として生きづらさを感じる側面もあり、残念ですが誰かを傷つけてしまっている側面もあります。
知ったかぶりをせず、その不安から逃げずに、もやもやと共によりよい社会を模索することが大切だと感じました。
今回はクラブハウスを使った新たな試みでしたが、ざっくばらんにお話しすることができました。
会社同士、お互いに学び合う関係性があることはとてもありがたいことだと感じます。
これからも新たな挑戦をしていく大川印刷と三承工業様に、ぜひご注目ください!
(文責:中田)