環境印刷

卵の殻からできた用紙
【CaMISHELL®︎】のテスト印刷

環境印刷

2021.06.02

たまご タマゴ 卵 玉子

あまりにも私たちの生活の中に溶け込んでいる丸いフォルム。

現在日本国内にて年間約250万トンの鶏卵が消費され、約25万トンの卵殻が発生しています。それらのいく末はどこでしょうか?

約20万トンが産業廃棄物として、焼却や埋め立てにより処分されているのです。

 

ここでご紹介するのが卵の殻からできた用紙の 【CaMISHELL®︎】(クリックすると新生紙パルプ商事株式会社様のHPにリンクしています)

卵殻を独自の技術で乾燥・粉砕してパウダー化し、紙の原料となるパルプに混ぜ込むことで、地球温暖化物質の二酸化炭素(CO2)を吸収する樹木の消費を削減する、環境に正しいFSC認証紙なのです。

 

今回、大川印刷にて上記の用紙を用いテスト印刷を実施いたしましたのでご紹介いたします。日々最前線でLED-UV印刷機を動かしている印刷課 上田(かんだ)さんに綴っていただきました!

 

【CaMISHELL®︎】の「エコ玉名刺用紙FS」テスト印刷して分かったこと

この度LED-UV印刷機にて、【CaMISHELL®︎】の「エコ玉名刺用紙FS」のテスト印刷を実施致しました。

卵の殻から出来ておりますが、この紙自体に目立った凹凸などはなく、紙表面にも目立ったざらつきなども感じませんでした。

また、印刷中に紙剥けが印刷絵柄に付着してしまうようなトラブルも確認されませでしたので、文字だけの印刷だけではなく、写真などを多用する印刷にもご利用いただけます。

白色度の高い真っ白な紙というよりかは、ほんの少し黄色がかったダークな白とでもいったような印象で、発色も控えめで、落ち着いた雰囲気の仕上がりになる紙だと感じました。

(文責:印刷課 上田)


通常の用紙「スノーブル」との比較 上:エコ玉 名刺用紙 下:スノーブル

落ち着いた発色ですね。小峰も実際に「エコ玉名刺用紙FS」を見て触れたのですが、ほんの少し黄味のかかった色味から、柔らかい印象をもちました。

元々卵殻だったからこそ凹凸があるわけではなく、写真を多用できる印刷用紙に生まれ変わっていることに感動しました。活用の仕方が拡がりますね。

飲食関係の方や、産業廃棄物やリサイクルのプロセスにご関係・ご関心のある方、原材料として卵が不可欠な方、制作予定の印刷物とマッチすると思う方、はたまた卵が好き!な方・・・

印刷用紙から、環境に正しいアクションをするきっかけをつくってみませんか?

 

もっと詳しく知りたいと思う方は、お気軽にお問合せフォームからお願いいたします。

また、今回文章を綴った上田さんの事がもっと知りたければメンバー紹介ページをご覧ください!

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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