「SDGs経営フォーラム~中小企業の持続可能性を高める成長戦略とは~」に登壇

2022.02.17

私は自分もかつて横浜青年会議所で活動していたことから、各地の青年会議所に呼んで頂き講演してきたが、今回の企画は中でもとてもユニークだった。
基調講演をご依頼頂いたのだが、講演とは言っても、あの次長課長の河本準一さんとの対談形式。
これは河本さんにツッコミを入れてもらうという趣旨だろう。(笑)
どんなことになるやらわからなかったが、河本さんの活動についての予習して当日に臨んだ。

名古屋青年会議所の上岡委員長と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉本興業さんは第1回ジャパンSDGsアワードで特別賞を受賞している。
吉本興業、第1回ジャパンSDGsアワード特別賞受賞
そして吉本興業のなかでもSDGsに極めて熱心でSDGs課長とも呼ばれているのが河本さんだという。
河本さんはTEDx NanbaでSDGsをテーマに登壇している。
お笑い芸人流SDGsの広め方/How to pronounce SDGs by Japanese comedian. | Junichi Koumoto | TEDxNamba

そしてお米に関するプロジェクトも立ち上げ活動している。
準米プロジェクト

会場の名古屋市公会堂は素敵な建物だった。
中に入ってパネルをパチリ。

楽屋に入るとまだどなたも来られておらず、しばし待つことに。やがて登壇者の方々が次々とやってきた。そして河本さんも入ってこられ、別の楽屋に入っていかれた。

パネルディスカッションの打ち合わせを担当の青年会議所の中嶌さんを中心に30分ほど行い、ついに河本さんとの打ち合わせに。
河本さんの楽屋に移動して打ち合わせ。
横浜土産として崎陽軒さんの昔ながらのシウマイ、そして弊社のGREEN CALENDARとGREEN MOUSE PAD MEMOなどをお渡ししてから打ち合わせを行った。

河本さん(写真提供;名古屋青年会議所)

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真提供;名古屋青年会議所)

 

 

 

 

 

 

写真提供;名古屋青年会議所

 

 

写真提供;名古屋青年会議所

 

 

 

本番では弊社の説明をしながら河本さんから質問やツッコミを入れて頂いた。
「今日は次長社長!」など楽しい感じで時間はあっという間に過ぎていった。

最後に「誰のため、何のためにやっていることか?常に問いかけながら取り組んでほしい」と私から聴講者の皆さんへ呼びかけさせて頂いた。

続くパネルディスカッションでは、司会に気象予報士の久保井朝美氏をお迎えし、河本さんと私の他に以下の方々が登壇された。
早川知英氏(名古屋市総務局企画部)
近藤元博氏(あいちゼロカーボン協議会/愛知工業大学総合技術研究所教授)
吉田浩之氏(株式会社コメ兵ホールディングス経営企画本部IR広報部長・サステナビリティ推進室室長)佐藤堅太氏(環境省 中部地方環境事務所 環境対策課 主査)

司会の久保井朝美さん(写真提供;名古屋青年会議所)

どなたも興味深いお話をしてくださったが、コメ兵の吉田さんの「リユース」という言葉の前に「リレーユース」という言葉を会社では使われていたというエピソードが印象に残った。
またこの話は時間がなく、楽屋でお聴きした話だったが、創業の地の商店街と連携したお取り組みを開始しているとのことで、そのよう話もできたらきっと皆さん喜ばれたに違いないと思った。

 

パネルディスカッションの最後の最後に河本さんが「最後に良いですか!?」と言われ、「経営者の皆さん、児童養護施設のことを知っていますか。彼ら彼女らはなりたい職業を訊ねると皆『先生』というんです。なんでだかわかりますか?親に虐待されたりで、優しくしてもらったのが皆先生だったから、それで先生になりたいと言うんです。彼ら彼女らは18歳になったら施設を出ていかなければならないんです。(中略)だから経営者の皆さん、是非児童養護施設から雇ってあげてください。」
そのように言われた。
正直私は感動した。なぜなら弊社でお付き合いのある児童養護施設出身者の就労支援を行っているフェアスタートさんからいろいろなことを教えて頂いていたからだ。
児童養護施設のお子さんたちは本当に様々な課題を抱えながら育ってきている。暴力、育児放棄、性的虐待等、本当に胸が痛くなる話も少なくない。
そして彼ら彼女らは18歳になったら施設を出ていかなければならない。
その時、就職できなければ暮らす場所すらない、といったことも現実起きうる問題だ。
働くために自らが望んではいない道にどうしても行かざるを得ない若者もいる。
反社会的な組織や風俗などで働かざるを得ないこともあるという。
そんなこともあって、河本さんは最後に強く訴えかけたのだと思った。
だから私は感動した。

弊社でも児童養護施設出身者の若者を採用したことがあるが、残念ながら長く働いてもらうことはできなかった。詳しくは延べられないが、働き出しても解決できない問題がその若者にはあった。

お笑い芸人さんと中小企業社長。仕事は全く違うが社会課題に関する意識は重なり、話は弾んだ。
「次長社長」はこの日限りだろうが、互いに社会課題解決に乗り出す。
既に連絡を取りあって行動はスタートしている。
介護施設の入居者に “食事用エプロン”を届けたい!

おわり

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