9月28日、佐賀市図書館2階多目的ホールにて、佐賀SDGs推進ネットワーク設立事業が行われ、講演させて頂いた。
このネットワークは、佐賀市内の事業所、団体、市民がSDGsの目標を達成するため、情報共有、学び、相談を通して、実践的な行動を促進することを目的に設立され、およそ50名が参加された。
代表世話人としてリコージャパン佐賀支社の西さき支社長による開会及び趣旨説明
そして講演。
60分間お話をさせて頂いた。
当日は大企業、中小企業、大学関係者、そして学生まで参加されていたが講演後、グループに分かれてディスカッションを行い、それぞれが今回の講演を元にどのような行動が取れるかについて話し合っていった。
具体的なテーマは以下の4つだった。
1.企業・団体がSDGsを導入するためには、どう取り組んだら良いのか?
2.企業・団体がSDGsを通して、新規事業等にどうビジネスに繋げたら良いのか?
3.企業・団体がSDGsを通して、人財雇用ができるのか?
4.なぜSDGsが進まないのか?
私のチームには佐賀大学の先生と学生さんもいたことから、インターンシップを通じた地域の大学と企業、学生さんのSDGsの推進について話し合われた。お話の中ではなかなか企業サイドでインターンシップを通じたSDGsの推進が図られていないこと、特に中小企業で進んでいないとの話が出ていた。
地域の活動はむしろ地域企業、特に地域に根差した中小企業のインターンシップの取り組みはまだまだ可能性があるので、佐賀でもこれから進んでいくと良いと感じた。
参考までにいくつかインターンシップに関するリンクを付けておきます。
さて、このネットワークだが、「佐賀SDGs官民連携円卓フォーラム」によって開催され、認定NPO法人「地球市民の会」がその事務局を担っている。今回、特に印象的だったのは事務局を務めるこの「地球市民の会」の存在だ。
自治体が団体などと連携してSDGsの推進を図っていく取り組みのスタートとしては決して早い方とは言えないがその分、満を持してのスタートとも言えるかもしれない。
「地球市民の会」は、佐賀県を拠点とする特定非営利活動法人(NPO)で、古賀武夫氏
が「佐賀の文化的な閉塞感を打破する」ことを目的に1976年に設立した「佐賀フランス研究会」が母体となっているそうだ。 1983年、フランスだけではなく地球規模の活動をめざし、国際交流・国際協力による地域づくり、人づくりを目的とした「地球市民の会」が誕生し、2002年に特定非営利活動法人に、2010年に国税庁の認定NPO法人となった。
地域に根差した活動を古くから実践しているNPOは、これまでも行政・地域の企業や大学とも連携の実績があるため、SDGsの推進においてハブとなって機能してくれるに違いない。
なお、当日の模様がニュース映像として公開されている。
サガテレビ 佐賀SDGs推進ネットワーク設立 企業やNPOなど勉強会開催へ
このネットワークの益々のご発展、そして佐賀のSDGsの推進、ゴールの達成を心から応援申し上げます。
ありがとうございました。
おわり