この度、大川印刷では、新たな活動を見据え「営業部」といった部門名を廃止いたしました。
この考えに至ったのは、映画「グリーン・ライ〜エコの嘘~」(https://www.cinemo.info/82m)でのワンシーンがヒントとなっています。
ヴェルナー・ブーテ監督の「企業のエコの嘘から私たちはどのように身を守ったら良いのか?」との問いかけに対し、ノーム・チョムスキー教授が「それは簡単だ。企業からの『proposal=提案』は受け付けるが、『propaganda=営業』は受け付けない」と答えたシーンです。
「営業」「営業活動」といった言葉は純粋な意味ももちろんありますが、「買うつもりのない相手を買う気にさせる」「ただ単に売ること」や「ご機嫌とり」の意味でも使われたりします。
そこで、企業のプロパガンダになる可能性があるのであれば違う言葉を使おう、ということで「営業部」という部門名を廃止し、それならば私たちらしい名称にしてみようと「SWAMPERS」というチーム名にしました。
それに伴い他の部門名も変更いたしました。
これらは社内外共に強要するものではありませんが、時間をかけて自然としっくりと来ると良いと思っています。
営業も企画も製造も分け隔てなく、皆で社会課題解決に繋がる最大限の『提案』をお客様に提供していく、そんな姿勢を大切にしたいと考え、2023年4月から、各部門の名称を下記のように一新いたしました。
大川印刷のブランドイメージである「ブルーズ」。新しい名称に込められた意味なども、ぜひご一読いただければ幸いです。
■新【SWAMPERS(スワンパーズ)】(旧 営業部 企画営業・企画デザイン)
オーティス・レディングの「ダンス天国」、パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」、そしてアレサ・フランクリンの「I Never Loved a Man the Way I Love You」など、数々のソウルやブルーズの名作を生み出した名門スタジオであるFAME、Muscle Shoals Sound Studio で、アフリカ系アメリカ人を中心にあらゆる名シンガーをバックで支えた全員白人の名バンド。ここでは人種の問題が全く起きなかったと言われている。
■新【CHESS(チェス) 】(旧 本社)
シカゴブルーズの一時代を築いたレコードレーベルとスタジオの名称。代表の大川は1989年に訪問。
■新【M.G’s (エムジーズ)】(総務部)
メンフィスのソウルを築いたSTAXレーベル。ルーファス・トーマス、アルバート・キング、オーティス・レディングなど、これまた数多くのソウル、ブルーズの楽曲を生み出したバンド名から頂いた。モータージェネレータの意味も持たせ、会社の中枢原動力となる総務の別名称とした。
■新【ACES(エイシズ)】(旧 製造部)
CHESSレーベルでマディ・ウォーターズ、ロバート・ロックウッド・ジュニア他数え切れないほどのブルーズマンのバックを務めた職人トリオ。
■新【SUN(サン)】(旧 品質保証部)
エルビス・プレスリーの他、ハウリング・ウルフ、ジェイムス・コットン、フランク・フロストなどのブルーズマンたちがレコーディングしたメンフィスの名門レーベル、スタジオ。太陽のように見守りつつも厳しく品質の問題を照らす、品質保証部の別名称とした。
■新【with GREEN PRINTING】(旧 横浜営業所)
あらゆる社会課題解決の出発点は様々であるが、私たちの原点は環境印刷であり、環境印刷と共に様々な社会課題解決を行なっていくという思いを「with GREENPRINTING=環境印刷と共に」という意味を名前に込めました。