今回は定例上映会とは別に、スペシャル上映として、7月1日(土)「サイレント・フォールアウト~乳歯が語る大陸汚染~」の上映が決定いたしました。
1950年代、アメリカ国内で行われた100回の大気圏内核実験。汚染されたミルクで育った子どもたちの健康を心配した女性たちが立ち上がります。子どもたちから集められた抜けた乳歯32万本を分析した結果、子どもたちの被爆が証明され大気圏内核実験は中止。しかし、この放射性物質の汚染はネバダだけではなかったのです・・・。
この映画は、アメリカ国内でほとんど知られていない放射能汚染の事実を伝えるため、伊東英朗監督が2004年~約20年をかけて取材してきたものです。
上映会当日はスペシャルゲストとして、伊東英朗監督にご来場いただきます。映画にかけた想いなどについてもお話いただき、ぜひ上映後の交流を深めていただければ幸いです。ご参加お待ちしております!
お申し込みはこちら➛http://ptix.at/RvPSWi
【ご支援のお願い】
当日は伊東英朗監督が来場されます。国内はもとより最終目的であるアメリカでの上映活動を展開するために支援金を募らせていただきます。ご支援よろしくお願いします。
■日 時:2023 年 7 月 1 日 (土)
開場 12:30 ~ / 上映 13:00 ~(約 90 分) / 交流会 ~ 15:30(予定)
■定 員:30 名
■費 用:1,500 円(税込)、ソフトドリンク付き
■会 場:横浜市西区高島 2-14-12 ヨコハマジャスト 2 号館 3F
社会課題解決型スタジオ with GREEN PRINTING
TEL:045-441-2011 FAX:045-441-2014
■映画予告映像↓
放射線を浴びたX年後Ⅲ「サイレント・フォールアウト」乳歯が語る大陸汚染
1951 年からアメリカ国内(ネバダ核実験場)で始まった核実験 は、928 回に及んだ。そのうち、100 回が大気圏内核実験だっ た。大気中で行われた核実験によって生れた膨大な量の放射性物 質は、風でアメリカ各地に運ばれ、雨や雪とともに落ち、地上を 汚染し続けた。アメリカ原子力委員会は、調査の結果、ストロン チウム90 が全米の牛乳を強く汚染していることを把握していた が、国民に知らされることはなかった。ところが、1950 年代な かばから、大陸が放射能汚染していることを国民は徐々に知るこ となり、特に、放射能汚染の影響が強いとされるセントルイスで 女性を中心とした大きな動きが生まれる。それが「乳歯調査」と 呼ばれる活動だった。
子どもたちは、被曝しているのか? カルシウムに似た性質をもつストロンチウム90 は、骨や歯に留 まる。そのため、抜けた乳歯を検査すれば、子どもが被曝してい るかどうかを証明できる。最終的に集まった乳歯は、32 万本。 分析の結果、子どもたちの被曝が裏付けられた。 はたして、乳歯調査の結果は? 世界の未来を変えたのか?
プロデューサー・監督・撮影:伊東英朗(いとうひであき)