10月16日は世界食料デー。この日をきっかけに、飢餓や食料問題について考え、解決に向けて一緒に行動しよう!ということで、10月は世界食料月間とされています。
■第10回映画上映会&交流会「シード~生命の糧~」■詳細・お申し込みはこちら➛http://ptix.at/6PgkCf
世界では、すべての人が食べられているだけの食料が生産されているのにもかかわらず、貧困や物価高騰などの理由から、10人に1人が十分に食べられていない状況にあります。日本でも、6人に1人の子どもが経済的に苦しい状況で生活し、深刻な社会問題となっています。
そんな中、日本の食品廃棄物は世界でもトップクラス。形が崩れた規格外の加工食品や賞味期限切れ加工食品、家庭、飲食店での食べ残しの量は、522トンにものぼります。(参考:令和4年6月農林水産省発表資料)。これは世界全体が援助している食料の量の約2倍に相当するとか。とても「もったいない」では済まされない現状です。
先月第9回映画上映会&交流会では、この食品ロスをテーマにした映画「もったいないキッチン」上映いたしました。オーストリアから来日した食材救出人・映画監督であるダーヴィドさんが、日本中をキッチンカーで巡り、捨てられてしまう食材を美味しい料理に変えていく、というドキュメンタリー映画でしたが、日本で古くから大切にされてきた「もったいない精神」を見直す機会となりました。
弊社では、賞味期限ギリギリの食材を持ち寄って料理をする「サルベージ・パーティ」を何度も開催しています。食品ロスについて楽しく考え、美味しく料理をいただき、食品ロスも減らせる、一石三鳥のイベントです!
「サルベージ・パーティ」関連記事はこちら↓
「頂きもので消費しきれない。」「買いすぎてしまった。」などのお悩みは、ぜひ『食品ロス削減ショップecoeat(エコイート)』へ。廃棄予定の飲料や食品を買取または無償で引き取ってくれます。誰でも購入できるので、近くに店舗がある方はぜひ利用してみてください。
食品ロスの解決は、一人ひとりの意識改革も大切になってきます。まずは身近なことから、家でも、飲食店でも、「食べる分だけ買う、作る、注文する」、「使い切れない食材は民間のフードバンクや自治体に寄付する」などの工夫で、少しでももったいない現実を変えていけたらいいですね。
第10回映画上映会&交流会で上映する映画「シード~生命の糧~」も、世界の食料に大きく関わるテーマです。
現在、市場には遺伝子組み換え作物が登場し、多くの国々で農家が種子を保存して翌年蒔くことが禁止されるようになり、種子の多様性が失われています。
普段あまり意識することはないですが、私達が普段食べている食料の多くは種子から作られています。食べることに困らない私達にとっては、種子の危機といわれてもピンとこないかもしれません。しかし農家の方々が守り、作り続けてくれている作物のすべてが、遺伝子組み換え作物になってしまったら、私たちの食生活や健康、環境はどう変わってしまうのでしょうか。
映画では、人類の未来の種を守るため、挑戦を続けるシードキーパーの奮闘が描かれています。
在来種が失われ続けている今、種子の多様性を守るために、何ができるのか。ぜひ自分ごとととらえ、この映画を通じて一緒に考えてみませんか?
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
第10回映画上映会&交流会「シード~生命の糧~」
◆日時:10月20日(金)
◆時間:18:00開場 18:30上映~ 終了後 交流会(20:30終了予定)
◆料金:1,500円/1名様(税込)※軽食・ソフトドリンク付
◆詳細・お申し込みはこちら➛http://ptix.at/6PgkCf