大川印刷では、2024年3月より、全従業員が毎月小さな行動目標を立て、月の終わりに上司や社長に評価してもらうという「セッションシート」の取り組みがスタートしました。
弊社は、2024年1月にスキャニング事業をスタートし、第2創業期ともいえる大切なターニングポイントに差し掛かっています。このセッションシートの取り組みを通じて、従業員同士が助け合い、感謝し合うウェルビーイングな職場づくりを実現し、一人ひとりがレベルアップすることにより、お客様に対して、より満足度高く、心のこもった仕事でお応えすることを目指しています。
具体的には、月の初めに「お客様が喜ぶ小さな行動」、「仲間が喜ぶ小さな行動」この2つの行動目標を考え、日々の仕事の中で、その目標を意識をして仕事に取り組んでいきます。
このセッションシートの取り組みの中で、社長が感激した取り組みをいくつかご紹介させていただきます。
【仲間が喜ぶ小さな行動の提案】朝からの仕事を明るい雰囲気で元気よくスタートする。
具体的には→拍手をする時に「よかったです。」「素晴らしいです。」「最高です！」「がんばりましょう。」「ありがとう！」等場が盛り上がる言葉を声に出す。
【お客様が喜ぶ小さな行動の提案】お客様の活動を社会の人々に知ってもらう。
具体的には→毎日朝レビューの内容を製本室のパートさんに話しているので、その時に読み込んだお客様の冊子内容を話す。
【社長のXより】大谷選手が好きと言うパートさん。彼がグランドのごみを拾う時「運を拾っている」と思ってごみを拾ってると言う話を聞いてから「運を拾っている」と思って会社のごみを拾っていると。やがて「会社の運を拾っている」と思うようになったと。偉すぎる。
この取り組みの最後には、毎月、上司からのコメントと、社長からの直筆のメッセージがびっしり綴られています。社長は「従業員さんと交換日記をしているようだ。」と話しています。
上司や社長からのコメントには、小さな行動への感謝の気持ちが綴られていて、従業員のモチベーションアップに繋がるだけではなく、うまくいかなかったことや、悩んでいることも「見える化」されることにより、軌道修正が早く、進む方向性が明確になっています。
大川印刷のお客様にも、単なる作業ではなく、一人ひとりの従業員がその先にいるお客様を思い、満足していただけるように、心を込めてお仕事をさせていただいているということが、この小さな行動から少しでも伝われば嬉しいです。
《セッションシート担当者・上田からのコメント》
このセッションシートの取り組みは、文字通り、従業員・管理職・社長が〈セッション〉しながら個人のレベルをアップさせて、その個人の集まりである会社のレベルをアップさせていく取り組みです。お客様にお喜びいただくことはもちろん、全従業員が日々の取り組みの中で成長を感じながら、レベルアップしていくことが肝だと考えております。
各個人での取り組みではありますが、セッションシートは全社で共有されているため、今月は誰がどんな取り組みをしているのかもわかるようになっております。したがって、自分一人での取り組みでは効果が薄いと感じることがあれば、周囲に声掛けをして共に取り組むことで更なる効果を感じやすい取り組みとも言えます。良い取り組み、複数人で取り組んだ方がより効果的な取り組みに関しては、互いに声掛けしあい、助け合いながら取り組んでおります。
更に言えば、管理職は部門スタッフが抱えている課題感や思いを把握しやすくなり、会社として取り組みをサポートすることも可能です。
そして月末近くになると、取り組みの自己評価を行い、部門長と面談、部門長と社長からのコメントがあり、それを活かして次の取り組みに結び付けていくルーティーンとなっており、継続・ブラッシュアップした取り組みにしていくことを大切に取り組んでおります。
時には、「今月のセッションシートの取り組み何にしよう？」と悩む声を聴くことがありますが、悩みながらもお客様・仲間の喜ぶ行動を考えて、どんな小さな取り組みであっても実践していく。そして継続していく。そこに個人と会社の成長があり真に強い組織になれると思っております。
2024年度より本格的にスタートした取り組みであるため、迷い、改善しながらの取り組みではありますが、継続していくことで変化や成長があると信じ、これからも継続して取り組んでまいります。
