バナナペーパーとは、従来は廃棄されてしまうオーガニックバナナの茎から取ったバナナ繊維を原料とし、日本の和紙の技術を用いて作られ、現在すべての印刷用紙の中で唯一「フェアトレード*」認証を受けている用紙です。
*フェアトレード…地球と人に優しいビジネス。発展途上国で作られた作物や製品を、環境を守りながら適正な価格で継続的に取引することにより、生産者の持続的な生活向上を支える仕組み。
WFTO(世界フェアトレード機関)が定める、社会・環境・ガバナンスに関する10の指針と約100の基準をクリアした団体に与えられる、第三者認証のラベルを取得しているのが、このバナナペーパーなのです。
SDGs17つのゴールに紐づく
また、SDGs17つのゴールに紐づくという特徴も。
ークリック後One Planet Cafe様のバナナペーパーのご紹介記事に移ります。どうやってSDGsの目標につながっているか、詳しく知ることができます。
バナナペーパーは1年で再生するバナナ茎からの繊維と、古紙や持続可能な森林からのパルプを使用しているので、森林保護につながります。
バナナ繊維の生産地(ザンビアのサウスルアングワ)では化学物質を使わないため、自然・地下水・川の汚染防止にもつながります。
バナナペーパーはどこでつくられているのでしょうか?
アフリカ南部にある国、ザンビアの村で繊維を取っています。
その仕事では、宗教や社会階級といったあらゆる面において一切の差別をしません。
アフリカの女性たちや密猟者になる可能性の男性たちに雇用が生まれ、子どもたちが学校に行き、そこで栄養バランスの取れた給食が取れたり、SDGs、衛生、計算などの教育を受けることが出来ます。
また、電気がない家やクリニックにソーラーパネルやソーラーランプを付けることが出来たり、村に綺麗な水も提供して、マラリア予防の蚊帳の購入にだって、つながるのです。
バナナペーパーが守るのは環境だけではありません。私たちが手にする製品の、向こう側の暮らしを守り、支えているのですね。