「こんな就活やーめた!~規格外の私たち~」をclubhouseで開催いたしました。
インターン生と新人社員が集まり、“就活”をテーマに、考えていることやもやもやすることを共有しました。
まず最初に、就職活動の軸や当時の状況について。
やはり大川印刷に関わっている若者だけあり、環境問題や地域活性化などを含めた広い社会課題に目を向けて就活をされていた方が多くいました。
しかし、学生時代に取り組んできたことや興味分野は様々でした。
インターン生からの「就職する地域はどのように決めましたか?」という質問に対しても、「特にこだわりはなく、なんとなく地元の横浜に決めた」という方から、「横浜が好きで地元に残りたかった」という方、「たまたま大川印刷が横浜にあったので就職したけど、本当はもっといろいろな地域に飛び出していきたい!」という方まで、いろいろな考えを聞くことができました。
宮﨑さんの「会社は学生が一生懸命書いた志望動機書などを、どのくらいちゃんと読んでくれてるのだろうか?」という問いから、話題は次第に就活で感じるもやもやへ。
宮﨑さんがそう感じたのは、志望動機の欄が二行しかない会社や、面接まで行ったのに何も返答のない会社があったからだそう。
他の職員さんでも、「サイレントお祈り」と呼ばれる、返答をしないことで面接に落ちたことを伝える会社を経験した方がいらっしゃいました。
生身の自分をさらけ出す就活生に対し、会社の看板の陰から精神攻撃をされているように感じる瞬間も多いようです。
就活と言えども、人間対人間のはずなのに…。
「あなたがやりたい社会貢献が、どうやって会社の利益になるの?」
「それは日本では無理でしょう。」
「あなたは何ができるの?」
就活の状況下で、学生を打ちのめす言葉を、大川印刷のインターン生や新人社員もかけられていました。
こんな社会をつくりたい。こんな課題を解決すべきだ。
強い思いはあるのに、経験や知識がなく、「就活生」という立場をわきまえない発言をする私たちは、面倒くさい存在なのでしょうか?
会社にとって「優秀な人材」とは、何なのでしょうか?(大川印刷では「人財」と呼びます)
その後盛り上がったのは、「スーツを着なくてはいけない」というルールについて。
小峰さんは、面接や説明会で同じスーツに身を包み、同じような髪形でならぶ就活生を見て、「なにかわからないけど怖かった…。自分もこの一員になることに違和感があった。」と言います。
横山さんは、服装の指定がない場合は必ず私服で行くようにしていたそうです。しかし、「やっぱり私服で行くと、浮いてしまうというか。白い目では見られますよね。」
就活生のユニフォームとして、スーツを着ろと決めてくれることは、一面では楽なことかもしれません。
しかし、そのように個々人から個性を剥奪し画一化していくことが、見た目だけでなく就活生の人格や振る舞いなどにまで及んでいるのだとしたら…。
そのような苦しい就活の中で、私たちが出会ったのが大川印刷でした。
視聴してくださっていた方から、「大川印刷に入社してよかったと思うことはなんですか?」「インターン生はなぜ大川印刷を選ばれたんですか?」とご質問をいただきました。
多くの人が挙げていたのは、職員さん一人一人の意思を尊重し信じてくれるあたたかさと、社会に対してすべきことを着実にしようとする姿勢でした。
今歩もうとしている道が正しいのか、私も会社も本当のところわかりません。
インターン生も新人社員も、悩みながら就活という人生の選択と向き合ってきました。
だからこそ、一人の人間として意見を聴き、対話をすることが必要です。
一人一人が敏感に感じ取った違和感こそ、宝の山だから。
就活で、みなさんの素敵な思いや自分らしさを失わないでほしい。
そんなふうに思わされた時間でした。
インターン生と新人社員で“就活”をテーマにお話しした今回のイベントは、参加者の方との交流もでき、大川印刷に集ってきたみなさんとのうれしいご縁を感じられる機会となりました。
「こんな就活やーめた!」第二弾も企画しております。
今、就活に悩む全ての人へ!乞うご期待です。
(文責:インターン生 中田柚葉)