「こんな就活やーめた!~規格外の私たち~ 第二弾」開催しました!
今回はZoomを使って三つのグループに分かれ、参加者の方も交えた話し合いを行いました。
学生の参加者が多く、まさに等身大の葛藤を共有し合える時間でした。
まずは第一弾でも話が出たスーツや履歴書など就活の方法に関して。
働く目的に納得していれば、その手段となる就活自体は我慢が必要なんだろうか?という疑問の声が上がりました。
周りを見ていると、就活のために資格を取ったり、ボランティアに参加したり…就職のためにはしょうがないのかもしれないけれど、なんだかもやもやします。
さらに深めて、仕事についてどのように考えているかもお聞きしました。
「やりたいことやありのままの自分を認めてくれる会社を探したい」
「ばりばり働いて、家族で楽しく暮らしたい」
「自己実現のために仕事を使いたい」
「正直、やりたいことが見つからない」
「問題意識があっても、応援してくれる会社が少なかった」
などなど、様々な意見や立場がありました。
同じ「若者」であっても、大切にしていることや視点によって、直面している状況は異なるようです。
段々と話は核心部分へ…。
私たちの人生にとって、仕事とは何なのでしょう。
「どうして多くの人が辛い仕事に悩みながら生きていかなくてはいけないのか?」
「やりがいと給料が比例していない…」
「やりたいことは仕事にできないの?」
「仕事において否応なく直面する、気候変動やSDGs」
私たちは就活を通して、社会とどのような関係を結んでいけばよいのでしょうか。
「個人的なことは政治的なこと」という言葉がありますが、
まさにこのような等身大の葛藤にこそ、社会を見つめ直すヒントがあるように思います。
同時に、声高に主張を叫ばなくてもデモを起こさなくても、私たちはそれぞれの人生でもって社会に多大な影響を与えてもいるということです。
あなたの就活の選択は、これからの自分だけでなく、これからの社会を創る一歩にもなっています。
異なる考えの若者同士が、短い時間の中で話し合っただけでは、答えは出ませんでした。
しかし、未来は私たちの葛藤やそこから描く理想から始まるはずです。
「こんな就活やーめた!」と、思い切って言ってみる。
そこからきっと、何かが変わると信じて。
(文責:インターン生 中田柚葉)