こんにちは。
突然ですが、スギ花粉症の方はいらっしゃいますか?ここ1週間で急に花粉の量が増えたような…。ダメだと思いつつ目を擦りながら「かゆくない、かゆくない」とひたすら認めない小峰です。
(その後すぐ花粉症のお薬を購入しました)
今回は、大川印刷 製造部 印刷課の佐藤リーダーによるブログをご紹介します。
佐藤リーダーには以前、機械への愛と伝統を感じる記事を書いていただきました。こちらもぜひお読みください!
皆さんこんにちは、印刷課リーダーの佐藤です。
大川ジャーナルには2回目の登場になります。
さて、今回は印刷機のメンテナンスについて語っていきたいと思います。
印刷機のメンテナンスの個所は沢山ありますが、印刷の要であります、ローラー交換を行ないました。
人間でいうと血管にあたる部分で、インキをスムーズに送る重要な役割を持っています。
普段はびっしりと機械内に収まっています。
これらのローラーを1本ずつ機械から外していき、新品と交換します。
ローラーを外した状態です。向こう側が見えます。
印刷機の中には、外せるローラーが19本、機械に埋め込み式が6本あり、全部で25本のローラーがついています。
そのうちゴムでできているローラー14本を交換し、残りのローラーは金属でできているため磨きます。
金属のローラーには普段印刷する際にインキが付きます。インキの成分に色を出す顔料がありますが、それが蓄積されたり、紙のカルシウムが蓄積されたりするのでそれを専用の溶剤でピカピカに磨きます!
これらを称して”グレーズ”と言います。
このグレーズがローラーに蓄積されると、インキがローラーになじまず色々なトラブルの原因にもつながります。
思うように色が再現できなかったり色のばらつきなど、印刷には致命的なトラブルが付きまといます。
通常ですと2年に1回交換します。
日々のローラーメンテナンスをやっているおかげでここまでもたすことができました。
これだけ多くのローラーによってインキを均等に供給できるようしているため日々のメンテナンス、交換が大事だということです。
ちょっとマニアックな記事ですが、機械が好きな人には興味を持っていただけると幸いです。
佐藤リーダー、ありがとうございました。
毎日動かす印刷機だからこそ、普段の使い方や日々のメンテナンスによって、高品質な印刷の担保やトラブルの未然回避につながっているということですね。
ちなみにローラー交換の日に本社に出社の用事があったので見学していたのですが、印刷機の普段開けないトビラがオープンしていたり、すべてのローラーが丁寧に取り出されている様子に大興奮でした!!
こういった、マシンとしてのかっこよさや美しさもつたえていきたいですね♪
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