こんにちは。
今回は、大川印刷 製造部 印刷課の上田さんによる「リコットンオリジナルカレンダー」印刷についてのブログです!
2021年も多くのお取り引き先さまにカレンダーのご注文を頂きました。
誠にありがとうございます。
2022年のカレンダーは、どれも素晴らしく、万人に好かれるような可愛いらしいカレンダーであったり、視覚に訴えかけるカレンダーや、地球環境のことも深く考えられて製作されたカレンダーなど多種多様で、印刷している一人として大変に楽しませて頂きました。
その中から、今回是非ご紹介させて頂きたいカレンダーがございます。
株式会社アバンティさまの、リコットンオリジナルカレンダー。
こちら、可愛いらしいタッチの絵も然る事乍ら、印刷用紙にはコットンが含まれるている、リコットンペーパーという特殊な紙に印刷致しました。
リコットンペーパーとは
株式会社アバンティさまの2020年春夏コレクションより提唱されている、しあわせの循環「PRISTINE Circulation」。
“2030年までに廃棄ゼロを目指し、製造工程において出る、余った糸や裁ち落としの生地を廃棄することなく循環させて活用する「リコットンプロジェクト」から、リコットンを原料にした紙を作りました。”
と、製造工程において廃棄されてしまっていたはずのものを循環させる活動でできあがった用紙です。大阪府阪南市にある「山陽製紙」さまにてつくられました。
リコットンペーパーができるまでの過程が掲載されています!(クリックで移動)
コットンの繊維により、一枚として同じ紙はない、和紙のような不思議な風合いを醸し出した紙でした。
また手触りも、しっとりとしていて少しざらつきと凹凸があり、それがさらにカレンダーの雰囲気を温かみのあるものにしている印象でした。
でもちょっとした苦労話もあるんです。
コットンを使用しているからか、印刷中に紙が細かく剥けて、印刷機械の中をリコットンペーパーが通過したあとには、タンポポの綿毛が舞ったようになり、印刷後の機械清掃がものすごく大変でした(笑)
ただ、お客さまと弊社スタッフ一同が一丸となって製作に取り組み前述の紹介通り、温かみのあるとても良いカレンダーに仕上がっております。
これは本当に、ただ見るだけでは伝わらない是非お手に取って、質感や風合いを感じて頂きたい製品です!
皆さま、2022年も多くのカレンダーのご注文をお待ちしております。
こんなカレンダー作りたいなぁなど、疑問やお悩み等、是非弊社大川印刷にお問い合わせ頂ければと思います!
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