大川印刷では就活応援企画として、各部門の従業員のインタビューをシリーズでお送りしております。四人目は高校を卒業して印刷課に就職した上田広(かんだ こう)さんに大川印刷での印刷機オペレーターの仕事について語っていただきました。
―まずは1日の仕事の流れを教えてください。
上田さん:日本製の印刷機「LED-UV印刷機」に就いて仕事をしています。
営業部がお客さまとコミュニケーションをとり出来上がった原稿を、印刷物という形に仕上げるのが仕事です。
一日に数多くの製品を印刷するので、品質を守るのはもちろんの事、効率よく仕事をすることを心掛けています。
―仕事をする中でやりがいを感じたことは何でしょうか。
上田さん:自分が印刷した製品が出来上がったときはやりがいを感じます。同時にほっとしますね。
印刷は色をミクロの世界で見るような感じなので、難しい色の印刷物や、微妙な調整が必要となるような印刷物が出来上がった時は、やはりやりがいを感じます。
また、過去の自分が印刷した製品を時間が経って見返してみると、嬉しい気持ちになったり、頑張って良かったとやりがいを感じます。
―逆に仕事で大変だったこと、つらかったこと、失敗したことは何でしょうか。
上田さん:今就いている印刷機は、2015年に導入されたばかりの最新の印刷機なのですが、その印刷機を導入した当初は、なかなか軌道に乗せることが出来ず苦労しました。
上司や機械メーカーの方にも助けていただきながら、試行錯誤を繰り返して出来るようになっていきました。
多くの失敗や苦労がありましたが、そういうプロセスがあったからこそ今の自信になっていると思います。
―今、会社で働く中でモチベーションになっていることは何ですか?
上田さん:さっきのようなことがあっても、頑張ってきた時間だと思います。
全くの素人から入社して、右も左もわからないような所からスタートしましたが、それでも一つひとつ積み上げてきたので、それを大切にして、モチベーションに繋げていきたいと思っています。
また、周りで助けてくれる方がたくさんいる事も、モチベーションを保てる一つの要因だと思います。
―社内の雰囲気や上司や部署間との関係性はどうですか?
上田さん:従業員同士はすごく良いチームワークだと思います。
また、創業から長い歴史を数える当社ですが、新しい事や、より良くするための改善は日常的に行われているように感じます。
守らなければならないことはずっと変えず、その上で必要な改善は常に行っていくというスタンスではないかと思います。
―自社の強みは何だと思いますか?
上田さん:「品質」と「環境」です。
品質に関しては、人と機械の両方の力を最大限に発揮しています。
また環境に関しては、製品に環境配慮された資材を使うので、製品価値が向上するだけでなく、働く自分たちも仕事がしやすい環境で働けています。
大川印刷の二大柱であると自信をもって言えます。
―会社では今後どんなことをしたいと考えていますか?
上田さん:近い目標だと、石油系溶剤未使用インキの使用率を100%の会社にしたいです。
会社として目標に掲げていますが、積極的に関わっていきたいと思っています。
長い目で見ると、どんな難しい印刷物でも対応できるような技術まで向上したいと考えています。
―会社や進路選びをするにあたって大事にしていたことは何ですか?
上田さん:イメージを大切にしていました。
自分は直感的な部分があるので、会社見学をしたときに、数年後自分がここで働いている姿をイメージできるかをすごく大切にしていました。
想像も出来ないようなことに向かって行動するのは難しいと思いますので、冷静にイメージしてみる事は大切だと思います。
―最終的に大川印刷への入社を決めた理由は何ですか?
上田さん:大川印刷で取り組む環境配慮に関心を持ったからです。
謳っているだけではなく、石油系溶剤未使用インキや、きちんとした植林が行われることが約束されたうえで採取された木材から出来た紙の使用等、会社全体で本気で取り組んでいると感じられたからです。
働くようになってからも、会社が行う環境配慮を身近に感じています。
―入社前と後で変わったこと、成長したことは何でしょうか?
上田さん:コミュニケーション力が養われたと感じます。
もともと人と話たりするのは苦手ではないのですが、入社してからは、自分の意見を話す場や、発表する機会を多く与えていただいていますので、度胸みたいなものはすごくついたように感じます。
発表などは未だに緊張しますが・・・(笑)
―大川印刷で活躍する人の共通点は何だと思いますか?
上田さん:一生懸命な人が多いと思います。それと、責任感の強い人が多いです。
自分のやらなければならないことは最後までやり通すのはもちろんですが、問題が発生した時などの有事の際に、きちんと問題と向き合って解決していく責任感が強いです。
また、必要な時には団結できるところが大川印刷で働く人の共通点であり、強さだと思います。
―仕事が終わった後、休日の過ごし方について教えてください。
上田さん:休日の過ごし方は色々です。遊びに行く日もあれば、家でのんびりの日もあります。
今日は思いっきり出かける日とか、今日はゆっくりする日とかは決めていないのですが、割と静と動がはっきりしています。
3連休や長期休暇の時には少し遠出したり、旅行したりもします。
―プライベートと仕事を両立させるための秘訣を教えてください。
休みの日を心置きなく楽しむためにも、仕事にやり残しや、不安を残さないことです。
また、常に次の楽しみをつくっておくと、それに向かって仕事も頑張れます。
―あなたにとって一言で大川印刷の魅力は何でしょうか?
「長い歴史」
変えてはならないことは一貫して守り続け、時代の変化や、世の中の変化で、変えていかなくてはならないことに対しては柔軟に変革してきたからこそ今日まで続いた「長い歴史」だと思います。
高校卒業をしてから、入社をし、印刷における様々な難題にチャレンジしていく上田さんの姿勢はこれからの後輩たちの模範になるかもしれないと感じました。
大川印刷では本業を通じた社会・地域貢献を一緒にしていく仲間を募集しています。高校を卒業された方(予定も可)も大歓迎です。
毎週水曜日にはオープンファクトリーも実施しています。環境・社会問題、ものづくりに興味ある方はぜひお問い合わせください!
Interviewer&Editor:泉 光太郎
Photo:今井 俊志