神奈川正和会の総会および懇親会が瀬里奈で開催された。
そこで私を含む4人の卒業式も行われた。最初の写真は生年月日も入会年度も同じ協進印刷の江森社長。
神奈川正和会の卒業は50歳。1996年の入会から22年の歳月が流れた。
今年で60周年を迎える歴史のある会であるが、思い起こせば入会後、会の存続の危機もあった。
本日の出席者は40名。しかし存続の危機にあったころは会長とスタッフだけの4~5名しか参加しない時代だった。
そんな折、会の立て直しに本気になったのが駒瀬印刷所の駒瀬社長だった。駒瀬社長は一人ひとりに声をかけ、会員を太田なわのれんに集め、続けるか解散するかを一人一人に問うた。
そこで存続を決めるとともに、次期会長を私がやることを前提に自らが会長職に就任した。
そんな時期から15年近くの歳月が流れた。その間、何人もの会長が会の歴史と伝統を受け継ぎ、今がある。
久ぶりに後輩たちと一緒に楽しく会食
総会後の懇親会で卒業式が行われ、会員から卒業生一人一人に花束が渡され、卒業生に対して想いが語られた、そして卒業生も想いを語った。
協進印刷の江森社長(写真右)
横浜紙業の近藤社長(写真右)
そして私
関東プリンテックの上曽社長(写真左)が花束贈呈の時に、愛情こもったスピーチを披露してくれ、私が昔からどんなに環境に関して好きだったか、その「変人ぶり」を紹介してくれた。笑
私は2006年~2007年にかけて会長を担当
2008年には正和会50周年の実行委員長を担当させて頂いた。記念講演ではカシータの高橋社長の講演、そして懇親会は外国人のゲストを多数招待し、中村裕介さんのライブ、と盛りだくさんの内容だった
お酒が入っていても「スッ」とすぐに人の話に耳を傾ける後輩たちが頼もしい。
この業界は想像以上にまじめな業界だと思う。それはおそらく、印刷という仕事が本来的には文化的な仕事であって、そのDNAが受け継がれているからだと思う。
昨今は「とにかく安く」「とにかく早く」
早ければ、安ければいい、と言った社会が長く続いているために、作ることや捨てることに対しての意識が低下してしまった社会になっている面もあるように思う。そのような世の中では、文化が後回しになりがちだし、文化を忘れがちになるだろう。
しかしながら地域企業とは本来、その地域の経済はもちろんのこと、文化の担い手でもあるべきと思う。
そんなことを感じた。
22年間お世話になった皆様に心から感謝を申し上げるとともに、今後も様々な形でお役に立てるよう努力していく。
おわり
テレビ神奈川「神奈川ビジネスUp To Date~大川印刷」