SDGs パブリシティブックが完成、発行された。 そもそもことの始まりは、せっかくメディアに取り上げられても、営業にあまり活用できていない現状に困っていた状況があった。ならば、一冊にまとめてツールとして使えないだろうか?と考えたところからだった。
先行してこのようなものを発行している企業の事例も一部参考にさせていただいたが、最初のハードルはメディアの転載に対する許諾料の問題だった。当然のことではあるが、新聞などの記事を転載するためには許可が必要となる。その際には費用が発生する。かなりの金額が必要になるケースもある。
第2のハードルは「正しい位置付け」の検討だった。SDGs市民社会ネットワークの新田さん、長島さん、そして永続的成長企業ネットワークの吉田さんや斉藤さんにアドバイスを頂いた。 焦点がぼやけないように、目的を絞って作ること。そして、単なる新聞記事掲載にならないような工夫が必要といったこともご指摘いただいた。
また、これはさすがだなと感じたのは、新田さんから「経営者のビジョンとして2030年までの思いをしっかり載せるべき」「他のCSR企業と違う点として、トップ自らが自然や動植物が本当に好きで活動していることが伝わるよう、トップのスタンスが伝わる写真を載せた方が良い」といったご意見。それに基づき、昨年本当に楽しかった東北の旅から、オニテナガエビを釣った時の様子を載せた。
また永続的成長企業ネットワークの吉田さんからは「このようなパンフレットはやっかみを受けることがどうしても起きてしまう。自慢に終わらないよう工夫が必要」との貴重なご意見を頂戴した。 なるほど言われてみれば確かにそうである。 そこでこの発刊に至った思いを今一度謙虚に考え、巻頭の文を作り直した。
発刊の目的は3つ
1.より多くの人に活動を知ってもらうのではなく、関心を持っていただける方に、 より深く知ってもらう。
2.共感してくださる方とパートナーシップが形成されるためには、まず信用・信頼が必要である。 そのため、「メディアの目」を通した大川印刷をご覧いただき、信頼に足るかのご判断に活用して頂く。
3.そしてそのような「メディアの目」を感じた私を含む従業員さんたちが、自覚と責任感の向上を図る。
このような目的意識をもって、文章と構成を作り直した。
CSRもそうだったが、自己満足に終わってしまうことが少なくない。簡単に言えば、「こんなにいいことをした」といった自己満足や、自慢に始まり自慢に終わるCSR報告書や活動報告などがそうだ。 それでは意味がないだけでなく、逆効果とも言える。
そもそも経営者にエモーションがあるか。 どれだけ活動の一つ一つに従業員さんの気持ちや魂が入っているか。
活動の一瞬、一瞬、それぞれが「真実の瞬間」でなければならないのだと思う。
ブルーズクレドのジミ・ヘンドリックスのことばに以下のような一文がある。
「私は技術的にはギタープレーヤーではない。演奏するすべては『真実』と『エモーション』だ。」
CSRもSDGsの活動も、そう、企業活動のすべてが「真実」と「エモーション」でなければならないのだと感じる。
おわり
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